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「夫より高い年収」をヒタ隠すエリート妻の事情

夫婦とはいえ秘密のひとつやふたつあるものである。「へそくり」だって想定内……と思っている人も多いだろう。が、オンナは無邪気に、そしてしたたかに“現実”に備えている。知らぬは男ばかりなりの、嫁の裏金事情をここに紹介。他人事ではない、かも 【秘密の収入:年600万円】 【秘密の貯金:3000万円】 ◆お見合いの戦略で高収入を隠して結婚。今も秘密を守る日々 坂田 梢さん(仮名・44歳)
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画像はイメージです

 6年前にお見合い結婚をした坂田梢さん。その際、年収は600万円と伝えていたが、実際のところはなんと1500万円! 「今は1200万円まで下がりましたが、旦那にはずっと600万円程度の年収と思われているはずです。旦那の年収は現在1100万円と、まだ私のほうが多いので、もう少し旦那の収入が上がったら打ち明けたいなと思っています」  収入を偽ったのは、過去のお見合いでのある苦労が原因だった。 「年収などの細かなプロフィールを登録するサイトでお見合いをしたところ、申し込みが少なかったり、お会いする機会ができたとしても、皆、私の年収の話ばかりするんです(笑)。『ずいぶん収入が多いですね』とか、同業の方には『○年目でここまで昇進されたんですね』とかまで言われて。私は相手の方の収入が少なくても構わないんですが、男性はそれを気にする人ばかりで。それでプロフィールの年収を下げたんです。今の夫と出会ったのはその後でした」  実際の収入がバレないよう、結婚後も気を使うことは多いという。 「マンション購入の際は半額ずつを出し合う予定でしたが、彼はお金が足りなくて。私は彼の分も支払える貯金があったので、『親の遺産があって』と嘘をつき、立て替えました。今でも、何げなく年金の話などをすると、過去に納めた金額から給与水準がバレそうになりヒヤヒヤします(笑)。また住民税の金額からもわかってしまうので、毎年毎年、知られないように気を使います」 ◆収入過少申告の差額は老後の備えとして貯蓄  マンションの管理費や食費など、日常で出ていくお金は2人で半分ずつを負担しているが、貯金の口座は結婚後も別々のままだそう。 「共働きで2人ともバツイチなので、口座を一つにしようとは思わなかったんでしょうね。貯金額を聞かれたこともありませんし。金銭感覚や趣味へのお金の使い方も似ていて、お金でモメることも全くないです。夫婦のお金の相性って、意外と大事だと思いますよ」  秘密の収入は2人の老後のために貯蓄に回しているため、隠し貯金は3000万円を超えている。 「早く打ち明けてスッキリしたいですね。訳を話せばわかってくれるでしょうし、老後のお金が多くて困ることはないでしょうから」  長らく秘密にされていたことを差し引いても……こんな秘密の告白はうらやましいかも!? ― 男が知らない[嫁の裏金](驚)事情【7】 ―
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