[嫁の裏金]隠す女の心理と、夫のとるべき行動は?<後編>

 SPA!が30~40代の既婚女性200人を対象に行ったアンケートによると、約半数が「夫に内緒の資産がある」と回答。が、なぜ、女たちは隠す、のか?

⇒【前編】裏金は、不安に目をつぶる男とヘッジする女のすれ違い!?

◆裏金をつくれるのはむしろ幸せ?

藤川太氏

藤川太氏

 一方、こうした嫁の“裏金”について、「今の時代、収入は下がる一方で、豊かな生活を続けようとするなら、何かを削らないといけない。裏金をつくる余剰があるのは、ある意味、幸せなのかもしれません」と語るのは、ファイナンシャルプランナーの藤川太氏だ。

 自身、妻の隠し預金20万円でFPの資格を取得して今があるだけに裏金の推奨派ではある。が、同時に「あまりに個が強すぎる家計は、経済効率が悪くなる」とも指摘する。それは、結婚して一緒に住めば、家賃や光熱費が浮いて貯金をしやすくなるという単純な話だけではないようで……。

「かつては“家”という意識が強くありました。しかし、今は、自分が稼いだお金や自分が貯めたお金は自分のお金というように“個”が主体となっている。でも、自分の懐を潤そうと考えるのか、○○家としてどうしていこうかと考えるのかで全然、違ってきます」

 つまり、家計も会社の経営と同じように、どういうビジョンを描くのかが大切なのだと。

「家の購入や子育ての方針など、旦那さんが示した未来に乗ろうと思えば、奥さんだって秘密を開示するはずです。でも、『この人に任せていてもダメかな』となれば、隠したままですよ」

 とはいえ、なかなか明るい未来を描きにくいご時世で、現状維持がせいぜい。

「家計診断の際にもライフプランを書いてもらうんですが、夫婦の将来像を描けない人も少なくないですね。『お金があれば旅行したいんですけど……』と消極的で、しかも、結婚生活が長くなると『今さら、旦那と話ができない』と話し合うことすらできなくなる。秘密を打ち明ける、あるいは追及するならば早いうちがいい」

 思い切って探りを入れてみるか、あるいは見ないふりを決め込むか……。悩ましいところだよなあ。

【藤川 太氏】
「家計の見直し相談センター」ファイナンシャル・プランナー。FPとして1万世帯超の家計をアドバイス。著作に『1億円貯める人のお金の習慣』http://seikatsu1.exblog.jp/

取材/田山奈津子 取材・文/加藤カジカ 古澤誠一郎 港乃ヨーコ 鈴木靖子(本誌)
― 男が知らない[嫁の裏金](驚)事情【11】 ―

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