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六本木クラブ襲撃事件の余波「現場前で写メ撮る人もいます」

 いまだ多くの謎を残す、東京・六本木のクラブ「Flower(フラワー)」で起きた男性襲撃事件。9月1日の深夜、客でごった返す店内で、目出し帽をかぶった男らに飲食店経営の藤本亮介さん(31)が暴行され死亡するという衝撃的な内容に驚かれた人も多いだろう。警視庁捜査一課が7日、防犯カメラに映った犯人グループの映像を公開するなど、捜査動向に世間の注目が集まるなか、事件の現場となった六本木界隈ではどのように受け止められているのか。

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フラワーへの入り口には予定されていたイベントの中止を伝える貼り紙が

「やっぱりお客さんは減りましたよね。みんな怖いと思ったんでしょう」と嘆くのは、フラワーからほど近いクラブの関係者だ。事件後初の週末、同店では「1、2割は客が少なかった印象」だったという。

「若いコばかりが集まるクラブはあんまり変わっていないようですが、比較的年齢層の高いハコは集客が少なかったようです。近くのクラブ関係者数人と話したら、どこもそうだって言ってました。『コレでちょっとは客が流れてくれるかな?』って期待もしたんですけどね(苦笑)」

 続いて、「あれ以来、警察の監視が厳しくなった」とボヤくのは、事件現場の店が入るビルの前で長年、客引きをする男性だ。

「ココ(事件現場のビル前)は人通り多い場所なのでよく声をかけているんですが、あれ以来、すぐ警官に怒られるようになって困りますよ。パトカーの巡回も十数分おきくらいにあるし、かなりピリピリした雰囲気です」

 また、事件後の変化をこう話す。

「サラリーマンの人などから、よく『フラワーってどこにあるの?』って聞かれるようになりましたね。場所を教えてあげたら、閉まっている店の前で写メとってました。あと、いろんな噂を聞くようになりました。『カネで揉めて殺された』や『いや、女がらみらしいぞ』とか。こないだも、『俺は●●組の人間だから知ってんだけど、あいつは抗争に巻き込まれたんだ』とか言ってる人がいましたよ。中年のギャル男で、『お前、ぜったいになんも知らねえだろ』って(笑)」

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事件前と比べ閑散としたビル前

 ちなみに、事件後もフラワーと同じビルに同居する別のクラブは営業を続けている。「実は(事件前から)こっちの店のほうが人気だったから、フラワーが近くにあることを知らない客もいる」(客引き)のだとか。

 近くにいた女性に話を聞くと、「またその話? さっきもそのネタでナンパされたよ」と笑う。「フラワーはあんまり行ってなかったからよくわかんないけど、ほかのとこまで閉めちゃったらヤダなー。確かに怖いけど、あんまり気にしすぎても仕方ないし」

 前出のクラブ関係者も、「あの事件で六本木全体がダメになっちゃうのが怖いですね。まあ、もうすぐ給料日だから、その頃には復活してくれるとうれしいんですが……」と話す。事件は六本木の住人たちにも、思わぬ爪痕を残しているようだ。 <取材・文・撮影/日刊SPA!取材班>

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