更新日:2012年10月31日 16:27
ライフ

[逆立ち]で体調がよくなる!?

逆立ち

自宅の壁で逆立ちに勤しむ記者。イメージは体操の内村選手だが、写真でみると、無様……(泣)

 我々人類は、多くの恩恵を受けて自然界と共存している(大上段)。  反面、重力に逆らって生活しているため、体に多くの弊害を招いていることをご存じか。腰痛や肩コリ、胃下垂などは、宿命の病なのである。かくいう記者もそのひとり。そんな弊害を取り除ける?  聞けば今、自宅で手軽にでき、お金もかからないとあって、逆立ちが若い女性(とくにヨガ好きのコ!)の間で、密かにブームとの噂。体質の改善にもひと役買っているというのだ。  かくして身体にガタがきはじめている己を鼓舞し、逆立ち漬けの一週間を試してみた。  初日の朝。両手だけで体を支える“倒立”に挑戦するも、あえなく失敗。“壁倒立”に切り替える。 「いくぞコラ。エイ、やぁー!」  反り返ったと同時に、プルル~ンと上下左右に揺れる肉体(贅肉とも称す)。10秒ほど経つと、両腕がプルプルと震え始める。すると今度は、全身の血液が一気に脳に集まるかのような錯覚に陥る。 「苦しい……め、目眩か?(汗)」  逆立ちの効用は、血流を促し、内臓下垂を定位置に戻し、脳を活性化することにあるらしい。そんなワケで1分ほどガマン。常態に戻ると、立ちくらみと同時に全身が火照っていることに気づく。  毎日5分間の実践。最初の数日は毎回立ちくらみに襲われ、「これ、ホントに大丈夫?」といった感じだったが、ついに6日目。己の変化を実感する。持病の腰痛(中レベル)が和らいできたのだ。血液の循環がよくなってたから? 体幹を意識して歩くようになったから? 理由は定かではないが、不思議な感覚であった。  この健康法のイイところは、「逆立ちしないとダメだから、今宵は酒を飲むのを控えよう」と、自然と禁酒に突入できることにもある。  7日目、最終日。仕事の企画書を作っている際、ネタ切れ状態に。深夜、人気のない事務所で、アイデアが閃くことを期待して「エイ、やぁー!」。す、すると……!? そんなウマい話には、着地せず。とはいえ逆立ち、やる価値あり。 週刊SPA!9/25発売号では、ほかにも「装着するだけで猫背矯正」「クリップ刺激術」「飲むだけダイエット」など巷にあふれる「ズボラ健康法を片っ端から試してみた」という特集を組んでいる。気になるあれは本当に効くのか? ぜひ本誌で確かめてほしい。<取材・文/メコン伝助>
週刊SPA!10/2号(9/25発売)

表紙の人/福山雅治

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