『たった1分で人生が 変わる片づけの習慣』に挑戦してみた
ビジネス書、実用書の売り場で目につく「1分で○○できる」式のタイトル。そんなんでうまくいったら苦労はないと思うけど、結構売れてるみたいだし、もしかしたら本当に効果があるのかも? てなわけで、その手の自己改革本に書いてあることを実践してみた!
『たった1分で人生が 変わる片づけの習慣』
小松易/中経出版。左は「実践編」。2冊合わせて35万部のベストセラー。
著者は「日本初の『かたづけ士』」だとか
◆挑戦者 ライター S
6畳一間にスチールラックを5つも置き、マンガと雑誌で溢れ返る部屋で一人暮らしをする32歳・ガンダムオタク
1分の片づけでOKなら、自分にもできそう♪ 早速、読み進めていくが……ん?「1日15分で一箇所だけ片づける」って書いてあるぞ!? 1分じゃなかったの!?
どうやら本書が掲げる1分とは「毎日1分『キレイ維持ルール』で片づけリバウンドを阻止せよ」ってことらしい。つまり、すでに部屋が片づいていることが前提だったのだ。ガ~ン!
片づけ下手の人は一気にキレイにしようとして途中で挫折するから、毎日15~30分・一箇所だけと決めて片づけていき、全部片づいたら「キレイ維持ルール」が使えるってのが著者の言い分だ。
そりゃないよとイジケながらも、とりあえず初日はマンガ専用ラックの最上段に着手。いろんなマンガが雑然と積み上げられていて、30分かけても片づけ終わらない。う~ん、30分て短すぎ。ようやくエンジンがかかってきて、少しノッてきた頃に作業終了。中途半端な状態でモヤモヤする。
2日目は「大切なモノの中でも『これは捨てていいかな』というものをひとつ思いきって捨ててみる」という方法を実践してみることに。やたらとガンダム系マンガが多かったので、『ジ・オリジン』(ファーストガンダムのマンガ)以外は捨てようと涙ながらに大英断を下すと、そこから作業ははかどる、はかどる! 「ガンダム系も捨てるんだから」と思うことで、捨てる/捨てないの境界線が明確になるという効果があるようだ。
けど……後悔しないかなぁ。著者は「『後悔をした』という人はほとんどいません」って言うけど、昔引っ越しで大量に雑誌を捨てて、今なお後悔してるんですけど。
ちなみに肝心の「キレイ維持ルール」には、すべての物に定位置を決めるなどの教えがあったけど、2週間片づけを続けている現在、まだ4分の1ほどしか片づいていない。憧れの”毎日1分片づけ生活”はまだまだ先になりそうだ。
◆結果
1分片づけ生活ができるようになるまで、2か月ほどかかりそう……
イラスト/坂川りえ
― [たった1分で自己改革]に本気で挑戦【】 ―
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