女子会がブームならば、負けずに「男子会」!負けるけどw
―[[男子会ブーム]の謎に迫る]―
Q. その集まりって、「男子会」ですか?
A. 男子会です!
女子会がブームならば、負けずに「男子会」!負けるけどw
峰川 卓さん(38歳)、宮本健二さん(37歳)、高山 昇さん(37歳)
峰川卓さんと宮本健二さん、高山昇さんは大学時代からの知人。かれこれ20年近くの付き合いだが、近所に住むようになった3年ほど前から関係が密接になる。宮本さんは独身だが、峰川さんと高山さんは既婚で最近、パパになったばかり。それでも、ほぼ月イチのペースで3人で会っているという。
取材にお邪魔したこの日は、高山さん、峰川さんとも奥さんが実家に帰省中。顔を合わせるやいなや、「みなと新鮮館のCD聴いた!?」と、静岡県沼津市のローカルソングがカッコよすぎるという話題でひとしきり盛り上がる。
「ご飯でも食べようかっていう軽いノリで、近所のもつ焼き屋とか家飲みが多いかな。料理はその家のヤツが作ったり、持ち寄ったり。みんな料理は嫌いじゃないので。CDを聴きながら、まったりしてるだけですけどね」(峰川さん)
話題は近況や仕事、そして共通の趣味の映画や音楽の話など。エロ話は一切ナシ。「この絶妙なバランスに恋愛問題を持ち込んで崩されたくない」(宮本さん)から、独身の宮本さんに女のコを紹介するなんてこともナシ。家族公認の間柄で、こうして集まる以外にも、頻繁にCDや漫画の貸し借りで互いの家を行き来しているという。
「これまで、3人の集まりに名前なんてついてなかったけど、最近、女子会がブームでしょ。だったら『俺らも、男子会! 女子には負けないぞ!』って。いや、負けてるんだけどさ(笑)」(高山さん)
とはいえ、聞けば、ツイッターで互いのスケジュールを把握。「『仕事だから』って断るのも悪いし、ウソくさいから、オープンにしちゃえって(笑)」(宮本さん)と、宮本さんの夜勤スケジュールはGoogleカレンダーを使って全員で共有している。その親密さは「女子会」に負けてはいない。
「気楽で前向きな関係。利害がないのがいい」(高山さん)。
「友達が近くにいると便利(笑)。今回の地震で実感したけど、助け合って生きるのはこれからのテーマだと思う。でも、現実的に近所のおばさんと仲良くするって難しいし」(宮本さん)
男子会というより、むしろコミュニティといった感のある3人の関係。唯一気になるのは、「この前、初対面の女のコとふたりっきりになったんだけど、うまく話題が見つけられなったんだよね。前はもっとうまく話せたのに」という宮本さんの話。この場の心地よさに婚期を逃すのでは……なんて、余計なお世話ではありますが。
地震の直後だったため、「東京がやばくなったら、嫁さんの実家の
ある九州にみんなで行こう」(峰川さん)なんて話も
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