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今なぜ「突き抜けたバカ」が頭角を現すのか?

 ツイッター「NHK広報局」のフォロワーが50万人を突破した(11月5日時点)。念のため解説すると、お堅い企業イメージを裏切るユルくてバカなつぶやきが人気で、企業ツイッターとしてはダントツの成功を収めているのだ。同様に、「在日フィンランド大使館」通称「フィンたん」は、「会議にゅっと」(「にゅっと」=フィンランド語の「なう」)といった可愛いつぶやきや、「ハリセンボンの近藤春菜さんはフィンランドのタルヤ・ハロネン前大統領似」などのバカツイートが人気だ。これにあやかろうと、今年9月には日本の外務省の「やわらかツイート」が「フィンたん」とつぶやき交流したが、大失敗。外務省側はいちいち上司に質問の許可を得たため、1時間で2つしか質問できず、全然「やわらか」でないことがバレてしまった。

ジョーカー福留

ジョーカー福留さん。トラック運転手でPCも使えなかったのが、いきなりIT業界に飛び込んで社長になってしまった

 このように、今や笑えるもの・バカなもの・楽屋裏的なものが影響力を持つ。一方で、たとえ大金をかけても取り澄ました情報は埋もれてしまう――。

SNSの普及によってバカなネタの拡散能力は上がり続けている。今の時代はバカを武器にして成功できるチャンスなんです」と断言するのは、ジョーカー福留さんである(「変態企業カメレオン」というバカな社名のIT企業の社長)。福留さんが主催する「青春バカサミット」には、突き抜けた先進バカ企業や個人が結集する。

 福留さんによると、ニュータイプのバカとは、「全く常識はないけど、一つのことをとことん追究している」「誰の言うことも聞かずに突っ走る」「優先順位が人と全然違う」……。そしてバカという才能を開花させるためには、「勝手に堂々と専門家を名乗る」「人がバカにしている面倒なことをする」「失敗したら“おいしい”と思う」等々のセオリーがあるという。

『バカが武器』

『バカが武器』(扶桑社刊)

 例えば氏は、コンビニアイス評論家「アイスマン福留」としても有名で、469種類ものアイスをひたすら食べてサイトでレビューしている(11月5日時点)。「でも歴代総理の名前とか、まったく知らないです。僕みたいな、ひとつのことしか知らないバカが出てきたほうが、世の中面白くなると思うんですよ」(同)

 福留さんの著書『バカが武器』(扶桑社刊)では、自身のバカ哲学に加えて、バカ4賢人――バカサイトで熱狂的なファンを持つウェブ制作会社「バーグハンバーグバーグ」、「コレジャナイロボ」などで注目される「ザリガニワークス」、唐揚で世界平和をもくろむ「日本唐揚協会」、億単位のアクセスを誇る個人サイトの運営者・ヨシナガさん――をインタビューしている。例えばヨシナガさんの最新研究によると、ツイッターで最も「数字を持っている単語」は「●●●」(詳細は『バカが武器』にて)だという。この事実には愕然とした……。

⇒「バーグハンバーグバーグ」、「ザリガニワークス」の仕事はこちら
http://nikkan-spa.jp/?attachment_id=324943


 一体彼らは、なぜそんなバカなことを思い付いて、実行できてしまうのか? 週刊SPA!11/6発売号「バカを武器に成功する!」ではその一端を紹介しているので、外務省の人は一読のうえバカ修行を積んでいただきたい。

●「バカサミット・ヤングライオン」11月17日(土)in秋葉原
4回目となるバカサミットでは、公募した先進バカ企業のコンテストも行われる。
http://www.baka3310.com/

<文/週刊SPA!編集部>

週刊SPA!11/13号(11/6発売)

表紙の人/草なぎ剛

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バカが武器

バカとハサミは使いよう




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