更新日:2011年08月29日 12:39
デジタル

録画映像を外出先のPCやモバイル端末で視聴できるデジタルデバイス

【VULKANO FLOW】 実勢価格 1万2800円

自宅のテレビをインターネット経由で視聴できるデジタルデバイス。PCやMacはもちろん、iPhoneやiPad、Android用のクライアントアプリも用意されており、さまざまなシチュエーションで楽しめる。ワンセグ製品とどちらがいいのか? さっそく手に入れて物欲刺激度をチェックしてみた。本体のサイズはW415×H136×D33mm。AVケーブルやコンポーネントケーブル、IRケーブルなどが付属する VULKANO FLOW  自宅のテレビやレコーダーの映像を、外で視聴したいと思うことは多い。数年前ならソニーから「ロケフリ」という製品が出ていたのだが、発売中止になってしまった。そんななか、アイ・オー・データ機器の挑戦者ブランドから「VULKANO FLOW(ボルカノフロー)」という製品が登場した。自宅のテレビチューナーやレコーダーとルーターに接続することで、外出先のPCやモバイル端末で映像を視聴できるのだ。  映像の入出力はコンポジットとコンポーネントの2系統を備えている。コンポジットは手軽だが画質が悪いので、コンポーネント接続でハイビジョン画質にしたいところ。一般的なチューナーやレコーダーはコンポーネント端子を備えていないので、D端子・コンポーネント端子変換ケーブルを別途用意すれば可能だ。音声はコンポジットの赤・白のケーブルを利用する。  初期設定はWindows PCにLANケーブルで接続して行う。UPnP対応のルーターなら自動的に設定できるのでカンタン。UPnPに対応していない場合は手動でポートを開く必要があるので、やや手間がかかる。設定が終了したら、PCやモバイル端末のクライアントアプリから視聴ができるようになる。  外出先はもちろん、チャンネル数の少ない地域や海外に出張したときにも自宅と同じ番組を視聴できるのが便利だ。レコーダーに繫いでいるなら、録画予約や録画番組の視聴もできる。ビデオカメラを繫いで、防犯カメラのように利用することも可能だ。もちろん、自宅内で風呂やトイレに持ち込んで楽しんでもいい。  インターネットの接続速度が十分ならハイビジョンで視聴できるので、ワンセグよりもはるかに高画質だ。ワンセグと違って地下や建物内でも視聴できるのがうれしいところ。  同様の機能を実現する製品はほかにもあるが、中でもボルカノフローはダントツに安い。テレビ好きなら持っておいて損のないアイテムだ。

接続速度によって画質は異なるが、3G回線でもリアルタイムのストリーミング映像を視聴できる。無線LAN接続ならハイビジョン画質で視聴可能だ

■ ITライター柳谷智宣の物欲刺激度 2.5/3

ロケフリのようなものが欲しいと物色中にボルカノフローを発見した

■ 編集担当Kの物欲刺激度 2.5/3

毎クール、連ドラをたくさん録画しては見ずに消去するワタクシ。それでも懲りずに、また今クールも……。編集部で原稿待ちの間に自宅のレコーダーに録り溜めたドラマを見られたら最高だろう。そんな人にオススメなのは間違いない。たまたま手元に類似機能を持つ製品があるので、日刊SPA!でレビューしたい
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