『ジョーズ』の登場テーマを言葉にすると?
映画には、映画という枠を超えて有名なキャラクターがたくさんいる。『13日の金曜日』の覆面殺人鬼ジェイソンや、シュワちゃんのアタリ役『ターミネーター』などなど挙げていけばキリがない。そしてそれらのキャラには決まって「テーマ曲」があてがわれており、彼らが登場する際に決まってその「音」が流れる。どれもが印象的で、一度聞いたら忘れられない「音」であるが、つい先日、映画のレビューを書いているとき、ふと考え込んでしまった。「音」というのは人によって聞こえ方が違う。では、例えばジョーズの登場テーマをどうやって文字にしたらいいのか、と。そこで今回は、映画で印象に残っている「登場テーマ」を、言葉にするとどうなるか、調査してみた。
【ジョーズ】
・「デーレン デーレン デーデッデッデ デッデッデッデ」
・「ジャージャン ジャージャン ジャージャンジャッジャッ ジャッジャッジャッジャッ」
・「ドゥードゥ ドゥードゥ ドゥードゥッドゥードゥ ドゥードゥッドゥードゥ」
巨大人喰いサメが人間に迫る際に流れる、恐怖をあおる「音」。正解は「ない」に等しいわけだが、誰もが「濁音」で表現しているのが特徴的だった。
【ターミネーター】
・「ダダンダンダダン」
・「ダダッダッダダ」
ターミネーターが素っ裸で登場する際のあの「音」は、ほとんどの人が上の2つのどちらか、「ダ」と「ン」で表現した。文字だけ見ていると、ピップフジモトの栄養ドリンク「ダダン」CM(ダッダーン ボヨヨン ボヨヨン)を思い出してしまうのは気のせいか。ちなみに「ダダン」の振り付けは、ポール牧である。
【13日の金曜日】
・「シーシーシーシー ハーハーハーハー」
・「チッチッチッチ ハッハッハッハッ」
・「ヒッヒッヒッヒ ナッナッナッナッ」
ジェイソンが人間たちに襲いかかる際に流れる、あの不気味な「音」。実はこれには「正解」がある。「kill,mom」というセリフがもとになっているため、「音」にすると「キッキッキッキッ マッマッマッマッ」。つまり「キル」=「キッ」、「マム」=「マッ」と聞こえているのだ。
【ゴジラ】
・「タララン タララン タララララララララン」
・「ゴジラー ゴジラー ゴジラがやってくるー」
前者のように「効果音」として口にする人もいれば、後者のようにオリジナルの歌詞をのせる者など大きく二つにわかれた。ちなみにこれを音階であらわすと「ドシラ ドシラ ドシラソラシドシラ」であり、なんとなく「ドシラ」と「ゴジラ」が似ていたりする。
どれもこれも「一度聞いたら忘れがたい」登場テーマ曲。アナタなら、なんて言葉にする? <取材・文/高イシ智カズ>
『JAWS コレクターズ・エディション』 あなたならどんな擬音で表しますか? |
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