味噌汁に柿![嫁&ダンナの実家]のヘンな食習慣
年末年始を嫁やダンナの実家で過ごした人も多いはず。「所変われば品変わる」「郷に入っては郷に従え」なんて申しますが、やっぱり「えっ、何でそうなの?」と思うことってありますよね。そんな相方の実家でのカルチャーショック体験を、ドーンとまとめてお届けします!
◆食べ物編
食に関する習慣も、家庭ごとにそれぞれだ。
「嫁の実家は特に金持ちでもないが、すき焼きに高そうな和牛を惜しげもなくぶち込む」(35歳・運送)なんてのは嬉しい驚きだけど、「ダンナの実家では、親子丼に鶏肉の代わりにちくわが入ってる」(27歳・主婦)となると、ちとしょっぱい。つか、それって“親子”じゃないし。で、同じ練り物では、こんなケースも。
「秋田にある夫の実家のカレーには、肉の代わりにさつま揚げが入る。土地の風習ではなく、その家の食べ方みたい」(28歳・主婦)
カレーの具では、ほかにも「ダンナの家では、ジャガイモではなくサツマイモを入れる」(25歳・建設)てな事例が。ただ、カレー味はわりと万能だからいいけど、これが味噌汁となると難しい。
「嫁の実家(栃木県)では、味噌汁にピーマンを入れる。ピザの上にのせるような、細い輪切り状のピーマンを大量に。しかも、火を止める直前に入れるから、シャキシャキした歯ごたえや苦味がそのまま。『うわっ』とひるんでいたら、その家の人はうまそうに飲んでるし」(36歳・専門商社)
野菜ならまだマシで、これが果物だとハードルはさらに上昇。
「ダンナの実家(岐阜県)の味噌汁には、ときどき柿が入っている。具にするのは熟す前の、硬くて渋みがあるようなヤツ。庭に柿の木があって、そこに実ったものをよく使う」と、ウェブ制作の30歳女性。「『珍しいですよね』と一度言ったことがあるけど、義母は『ウチじゃ普通よ』と笑っているから、それ以上は何もツッコめないまま。結局、我慢して食べてるけど、ダンナは野菜が苦手ということで、柿を残してもお咎めなし」って、ずるいなダンナ。味つけ的に合わない話だと「初めて嫁の実家(長野県)へあいさつに行ったとき、赤飯で祝ってくれたのはいいが、砂糖をかけたように甘くて参った」(47歳・電機)てのも。結婚を控えた甘い2人にはお似合い……てなワケにもいかないか。
料理の具材や味だけでなく、食べ方に関する話題も。
「嫁の実家では、カップ麺を器に移し替えて食べる。理由は『カップのまま食べると貧乏くさい』から。納得したので、我が家でも採用」(27歳・商社)なんて受け入れられることもあれば、「ティーバッグを4人でも1個しか使わないなんてありえない!」(41歳・主婦)と拒否反応しか出ないケースもあるようで。「食べ物に何でもソースをかける。味つけが濃いのにソースをかける」(37歳・主婦)とか、もはやソースを目のカタキにするような勢いっスね。
その点、「嫁の実家(岩手県)では、初物を食べたときに東を向いて大笑いする。ほかの土地でも似たような風習があるみたいだけど、最初は嫁の家族がいきなり笑い出したのでビックリ」(24歳・教育)なんて実に平和。まあ、何も知らずに見たら不気味だけどね。
― [嫁&ダンナの実家]カルチャーショック体験集【4】 ―
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