更新日:2013年02月22日 09:08
仕事

40代男性の死因2位「癌」との付き合い方

 昨年12月、初期の胃ガンであることが発覚し、大きな話題となった宮迫博之。彼もまた、アラフォー世代。40男なら誰もが重大な病に罹る可能性がある。他人事ではない――。 ◆初期ガンを見つけるには最低年に1度は検診を
森田 豊氏

森田 豊氏

 40歳にもなると、どこがどうというわけではないが、体調がイマイチと感じる機会が増える。だが、「俺も年を取ったなぁ」などと遠い目になっている場合ではない。医師であり、医療ジャーナリストでもある森田豊氏は「“なんとなく不調”を放置しておくと、命に関わる可能性もある」と警告する。 「激しい頭痛や腹痛、下痢、嘔吐といった明らかな症状があれば、誰しも病院に行こうと決断します。でも軽い症状だと、『病院に行くほどでもない』『いつものことだから我慢しよう』と、病気の兆候を見逃してしまう。放置すれば病気は進行し、寿命を縮めたり、長期にわたって生活の質を著しく下げてしまうことになりかねません」  さらに、病気の中には兆候がほとんどないものもある。 「40代前半男性の死因2位に挙がっている、ガンが典型例です。早期発見できれば完全に治せる場合が多いのですが、初期のガンは自覚症状がほぼないんです」  症状が出る頃にはかなり進行しているというわけだ。 「40歳を過ぎた人で、1年以上ガン検診を受けていない人は、誰しも早期ガンの可能性があると思ったほうがいい。最低でも年1回は受けておきたいですね。特に40代に多い、胃ガン、大腸ガン、肺ガンの検診は必須です」 ◆40代前半男性の死因(40~44歳) ●1位 自殺 ●2位 悪性新生物(ガンなど) ●3位 心疾患 ●4位 不慮の事故 ●5位 脳血管疾患 出典:厚生労働省 平成23年人口動態統計 ⇒【図】40男に多い重大な病の兆候&リスクを高める行動
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=360420
病の兆候

40男に多い重大な病の兆候&リスクを高める行動

【森田 豊氏】 医療ジャーナリスト・医学博士。診療科を問わないさまざまな病気の概説や、医療にかかわる問題に取り組んでいる。『「病院に行くほどではない」と放っておくと、大変なことになる!』(扶桑社)など著書多数 取材・文/島影真奈美 図版/西田周平 ― [40歳の危機]その傾向と対策【4】 ―
「病院に行くほどではない」と放っておくと、大変なことになる!

見過ごしてはいけない18の危険サイン

おすすめ記事
ハッシュタグ