デジタル

スマホか? タブレットか? 一台二役が可能な端末

【ASUSTeK Computer PadFone 2】


本体を装着すると稼働する10.1型の拡張タブレット「PadFone 2 Station」をセットにした、4.7型のスマホ。3G通信に対応するSIMフリーの端末で、回線契約なしでもIEEE802.11a/b/g/nの無線LANでネットにつながる。OSはAndroid 4.1.1で、本体のサイズと重量はW68.9×D9×H137mm/約135g。拡張タブレットはW263×D10.4×H180.8mm/約514gとなる。本体のバッテリ駆動は約16時間。実勢価格7万9800円だ。

ASUSTeK Computer PadFone 2◆スマホか?タブレットか?ASUSなら一台二役が可能です!

 スマホとタブレットの違いを乱暴に言ってしまえば、通話用途の有無と大きさということになる。よく似た道具だが、メモ帳と紙のノートのように、目的に応じて使い分けられているのが現状だ。

ASUSTeK Computer PadFone 2

背面にスマホ本体を装着すると、タブレット側が起動する。外すときも再起動などは不要で、どちらのスタイルもシームレスに利用できる

 そんなすみ分けをなくしたのが「PadFone 2」。本体単独では4.7型のプレーンなスマホだが、本体を「PadFone 2ステーション」に装着すると、10.1型画面のタブレットに変身する。この大胆なコンセプトを実用レベルで実現しているのが最大の特徴だ。着脱がスムーズなのはもちろん、画面もスマホ時とタブレット時で最適なモードに素早く切り替わるので、どちらのスタイルでも“間借り感”がない。普段は本体だけでメッセージをチェックして、長文を返信するときだけタブレット化するといった状況に応じた頻繁な使い分けも無理なくできる。普段はポケットサイズのメモ帳なのに、机で開いた途端、大学ノートに早変わりする。そんな魔法チックな感覚が味わえる代物なのだ。

 ステーション側は自前のバッテリで稼働し、3G連続通話で最長36時間持つなど、外出先にも十分持ち出せる仕様で、物理的な大きさ以外、懸念材料が見当たらない点もいい。

 ただし、画面の解像度だけはネックに感じる。スマホ本体は1280×720ドットと十分高精細だが、ステーション側も1280×800ドットと解像度にあまり差がない。画面サイズ自体は4倍以上になり、レイアウトもタブレット仕様になるので、見た目の広さは確かに実感できるが、どうしても粗く感じられるのだ。1台でスマホとタブレットの使用感を楽しむなら打ってつけのモデルといえるが、写真や動画をよりキメ細かい大画面で楽しみたいというニーズに応えるのはちょっと厳しいだろう。そう考えると、8万円弱の実勢価格も手放しで割安とはいえなくなる。結果として星は2としたが、この点を気にしないなら、間違いなくオススメだ。

古田雄介

◆サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度 2/3

タブレットを買いたい気持ちを2年温め続けているモバイルノート派

◆編集担当Kの物欲刺激度 2.5/3

スマホとタブレットを別々に持ち通信回線の契約をすると、当然ながら通信費が2台分かかる。その点、PadFone 2ならSIMカードは1つの契約で済む。もちろん、タブレットにしたときの画面のクオリティは気になるが、その分を差し引いても魅力的な端末だ。これで価格が5万円以下なら買います




おすすめ記事