Windows 8 Pro版のSurfaceはアリかナシか?
【マイクロソフト Surface with Windows 8 Pro】
マイクロソフト製のタブレットPC「Surface」に、Windows 8 Proを搭載したモデルが登場する。初代SurfaceはARMタイプのCPUを搭載するWindows RT版のみだったので、待ち望んでいた人も多いだろう。液晶の解像度が高くなったり、メモリ量が倍増するなどスペックが強化されているぶん、価格もアップしている(64GBモデルの参考価格は899ドル)。注目を集めるニューアイテムの物欲刺激度をチェック! ◆ようやくWindows 8 Pro版のSurfaceがお目見え! Windows8Proを搭載する「Surface」が、いよいよ登場する。すでに、Windows RTを搭載したモデルが発売されているが、これまでのWindowsソフトが使えないというネックもあり、それほど人気が出なかった。 新モデルは通常のWindows8を搭載するので、従来のソフトもインストールできるし、アクティブディレクトリに対応するのでビジネスでも使えるようになる。 当然、スペックもパワーアップしている。液晶サイズは10.6型と同じだが、解像度は1920×1080ドットのフルHDになった。CPUはインテル製のCorei5で、メモリは前モデルの2倍となる4GBを積んでいる。 ストレージは64GBと128GBの2モデル。もちろん、キーボードとしても使える2種類のカバーも発売される。気になるのはこのストレージの容量だ。 SSDでアクセスが高速なのはいいのだが、OSやソフトを除く空き容量が64GBモデルで20GB、128GBで84GB程度と少ないことだ。まあ、外付けHDDや標準搭載のクラウドサービス「SkyDrive」などを活用するしかないだろう。 本体の厚さは13.5mm、重量は907gと、iPadと比べるとかさばるが、モバイルノートとしては問題ないレベルだ。 インターフェースとしては、USB3.0やmicroSDXCカードスロットなどを備え拡張性も十分。映像出力端子も搭載するので、プロジェクタなどへ映すことも可能だ。 デザインもすっきりしていてよいので、ぜひとも欲しいところだが、気になるのが価格だ。 64GBストレージのモデルが899ドル、128GBモデルが999ドル。為替レート通りだとしても8万2000~9万1000円もする。ほかのPCメーカーへの気遣いもあり、値下がりは期待できないだろう。買うべきか様子見か、悩むところだ。■ITライター柳谷智宣の物欲刺激度 2.5/3
■ 編集担当Kの物欲刺激度 2/3
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