アマゾンの自費出版、審査はアダルト以外ほぼスルー【コンサルタント・永江一石氏】
―[情報商材戦線に異状あり!?]―
誰でも電子書籍を販売できる! そんなアマゾンの革命的サービス「キンドル・ダイレクト・パブリッシング」(以下KDP)が日本でもスタートした。手軽に自費出版できるのがウリだが、怪しげなタイトルも散見されるキンドルストア。新手の市場にうごめく魑魅魍魎の正体とは?
◆アマゾン側の審査はかなりユルい!
自身もKDPで電子書籍を出している、コンサルタントの永江一石氏は次のように語る。
「情報商材のターゲットはリテラシーの低い人。そういう人はそもそも本を読まないので、電子書籍も読みません。iPhoneを持っているのに、電子書籍はキンドルがないと読めないと思っている人だって大勢いる。なので、一時的に情報商材まがいのコンテンツがはびこっても、いずれは淘汰されていくでしょう。それに、怪しい本は実際に買った人からボロクソにレビューされますからね。『○億円儲ける』的な本は、★ひとつラッシュになっていますよ(笑)。業者が横で繋がっていて、お互いに評価をつり上げることはありそうですが、すぐにバレるのではないでしょうか」
ちなみに、アマゾンのほうで、クオリティが著しく低い電子書籍を販売前にハネるような機能はないのだろうか?
「KDPにアップされた電子書籍は、出版されるまでに最大48時間かけて審査されますが、内容のチェックについては、アダルト以外はほぼスルーと言ってもいいでしょう。一方で、審査が厳しいと言われるアップルのAppストアでは、一般的に数週間ほど審査にかけていますからね」(永江氏)
【永江一石氏】
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