更新日:2017年07月12日 17:32
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マイクロソフトの叡智の結晶「Surface RT」の○と×

【マイクロソフト Surface RT】

Windows 8の兄弟OS「Windows RT」を採用した10.6インチタブレット。ラインアップには64GBと32GBモデルがあり、それぞれ着脱式キーボード兼カバー(タッチカバー)の有無で2タイプから選べる。従来のWindowsソフトは追加できないが、標準でオフィススイート「Office 2013 RT」を用意している。本体サイズと重量はW275×D9×H172mm/約675gで、バッテリは最大約8時間持つ。実勢価格 4万9800~6万5800円 Surface RT◆マイクロソフト謹製の情報端末「Surface RT」の能力はいかに!? 「Surface RT」は、マイクロソフトがOSからハードウェアまでトータルでデザインしただけあって、すこぶるレスポンスがいい。700gもない軽さを実現しながら、8時間も使えるスタミナも備え、Windowsストアから入手したアプリがサクサク使える。そのうえ、デスクトップ画面ではワードやエクセル、パワーポイントなどのファイルもほとんど機能制限なく扱えるので、タッチカバーやBluetoothキーボードと組み合わせて、ノートPCのように利用することも可能だ。USB端子を備えており、クラウドサービスを使わずとも、会社のメインPCと簡単にデータの受け渡しができるのもいい。モバイルノートの代わりになる素質はこれまでのどのタブレット端末より高く、完成度と価格を考えればサブの情報端末として相当な有力候補といえる。 ⇒【写真】Bluetoothキーボード
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=417119
Surface RT

標準キーボードは黒。ブルーや白は、実勢約1万円の別売りオプションとなる。本体単体と組み合わせよう

 アプリの入手元である「Windowsストア」のラインアップが、iOSやアンドロイドより圧倒的に少ないのは、時間が解決する部分も大きいのであえて気にしない。ただし、一つだけ見過ごせない点がある。それは、従来型のWindowsソフトを一切受け付けない点だ。将来もWindowsストアに加わる見込みのない、古めの動画ソフトや解凍ソフト、あるいはスタートメニュー復活ツールなど。これまでのPCで当然のように使ってきた環境が望めず、デスクトップ画面で作業するたび、縛りのキツい会社の共有パソコンやネットカフェのPCのような堅苦しい不便さと向き合うことになる。OSの仕様上仕方がないのは承知しつつも、PCによく似た画面でPC的なカスタムができない歯がゆさを本能的に感じてしまう。まったく別の環境なら感じない、わがままな不満かもしれない。  タブレット端末としては優秀なので、プレーンなPCのままで使うことに抵抗がない人や、まだWindowsマシンに馴染みがない人には、間違いなくオススメできる。 古田雄介

◆サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度 1.5/3

クルマはレンタルでも大満足なのにネカフェのPCはなぜか苦手

◆編集担当Kの物欲刺激度 1.5/3

パソコンとして使おうと思うと、Windows PCを20年近く愛用してきたワタクシには、受け入れがたい違和感。Windowsストアにもガッカリ。やはりタブレット用とPC用で、明確に分けてOSを出してほしかった。このままパソコンとして使いづらいままなら、Mac Bookを買うしかない
マイクロソフト 7ZR-00017 [Surface(サーフェス)RT 64GB]

700gない軽さ、8時間使えるスタミナ

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