雑学

300万円台の激安中古住宅はお得なのか?

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昭和40~50年くらいの団地物件は敷地面積も広くオススメだという

 アベノミクス効果も手伝って、不動産市況が活性化している。それは中古住宅市場も例外ではない。東日本不動産流通(東日本レインズ)が発表した’12年度の首都圏中古マンション成約件数は3万2448件。3年ぶりの前年度超え(9.5%増)で、過去最高件数となった。なかでも「1000万円以下の低価格帯の伸びが堅調で、先延ばしされていた住宅需要がアベノミクスで押し出されている印象」(東日本レインズ広報)という。

 今後さらなる伸びも期待されるなか、「低価格にもほどがある!」と言いたくなりそうな、300万円台で買える超激安中古物件が存在する。しかも、都市部から遠く離れた郊外などではなく、山手線沿線から1時間も離れないエリアで、だ。

「円安による建築費の高騰分が上乗せされるため、今後マンション価格の上昇が見込まれますが、これら激安物件はそうした市況とは違った動きをみせるでしょう」と話すのは、不動産ジャーナリストの榊敦司氏だ。曰く、300万円台物件は資産価値としてのうま味はほとんどないとか。

「とはいえ、’80年代以前に建てられた団地物件などは、実は頑丈な造りをしています。住むだけなら買うのはありですよ。また、若いサラリーマンの人ならば、家賃の高いマンションを借りるぐらいなら10年の固定金利で住宅ローンを組み、300万円台のマンションを買ったほうがいい。金利1%台なら、金利返済額はトータル20万円程度。元金と合わせても月々の返済額は3万円以下です」

 一方、不動産投資コンサルタントの原内直哉氏は住宅ローンでの購入に対してこのように話す。

「マイホームとして購入するのは悪くはないと思いますが、激安物件は担保価値が低いため、住宅ローンが下りないこともあり得ます。その場合、政策金融公庫などを活用するのも手でしょう。激安物件の場合、内覧するだけでは見えない配管部分などが老朽化していたり、あと、借地権付きであることもある。その場合、毎月地代を払う必要が出て契約更新でトラブルになるケースもあります。安いからといって単に飛びつかず、当然ながら吟味すべきでしょうね」

 こうしたリスクも踏まえた上で、果たして300万円台物件とはいかなるものなのか? 5/7発売の週刊SPA!「[首都圏300万円で家を買う!]ガイド」では、弊誌記者が足を使って探った首都圏300万円台物件及びその「チェックポイント」を紹介している。併せてチェックして頂きたい。 <文/週刊SPA!編集部>

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