更新日:2013年05月31日 10:49
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見た目が「若い人/老けている人」の差がつく理由

アンチエイジング 男の30代、40代は、まさに働き盛りの男盛り。が、老化は確実にしのびよってきている。一般に本格的な老化が始まるのは40歳頃からと言われているが、それでも年のわりに見た目が若々しい人、逆に老けて見える人と差がつくのはなぜだろう? どうせならいつまで若く見られたい! というわけで、京都府立医科大学学長・吉川敏一氏にこの疑問をぶつけてみた。 「まず、からだの中が老化すると、見た目を左右する皮膚も同じく老化します。加齢により全身の『抗酸化作用』が低下してくると、からだの中の抗酸化能力が低下してくるため、紫外線、タバコの煙、ストレスなどにより、体内のさまざまな場所で『活性酸素』が発生し細胞を傷つけてしまうのです。そのため、いろいろな臓器の活動も弱まり、皮膚の老化はもちろんのこと、がん、動脈硬化、糖尿病などの病気も引き起こしてしまいます。また、『活性酸素』による防御能力がなくなってくるときに紫外線にあたると、シワやシミにもなりやすくなります。つまり、からだの中が健康ならば、血液循環もよくなり、皮膚にもハリが出て若く見えるということです」(吉川氏)  なるほど、確かに本人自体が老け込んでいたら、どんなに若作りしたところで焼け石に水。とはいえ、“からだの中を健康”にするというのは、働き盛りのサラリーマンには少々ハードルが高い気が……。 「赤色」を食べると若返る!「もっとも簡単な方法は、毎日の食生活に抗酸化作用が強い食べ物を取り入れることです。目印となるのが『赤色の食べ物』。まず、筆頭に挙げられるのは、『アスタキサンチン』を多く含む、サケ・小エビ・イクラ。また、トマトに代表される『リコピン』や、ブドウやブルーベリーなどに含まれる『アントシアニン』も効果的です。とくに、おすすめしたいのがサケ。ご存じのようにサケには、海を泳ぎまわり、川を遡上するなどの相当な持久力がありますが、それは『アスタキサンチン』の筋肉疲労を軽減する作用によるものなのです」(吉川氏)  サケを食べることを心がけるだけで、“若さ”を手に入れられるのであれば、すぐにでも実践できる。「今日のランチは何にしよう?」と迷ったら、体にも財布にもやさしい鮭弁を選んでおけば間違いなし。  <文/日刊SPA!取材班> ※参考書籍 『「赤色」を食べると若返る!』(吉川敏一著) 本書では、さらに詳しい病気と老化を防ぐ最新の秘策が紹介されている
「赤色」を食べると若返る!

「アスタキサンチン」脅威のパワー!

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