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4000本安打を見届けた「世界一のイチローファン」

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「4000」と刻まれた特製「イチメーター」を高々と掲げるエイミーさん。米国を横断して遥々ニューヨークに駆けつけた

 現地時間8月21日、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦で日米通算4000本安打を達成したイチロー。記念すべき一打はレフト前へ。中継プレーでボールを受けた対戦相手の川崎宗則は、丁寧に素手でボールをこね、メモリアルボールはヤンキースベンチへ渡った。  ベンチからは、チームメイト総出でイチローの元に駆け寄り祝福。試合は一時中断となり、この日セカンドでスタメン出場した川崎も、グラブを外して敬愛するイチローに拍手を送った。  カウントダウンからいつ達成されるか分からなかったイチローの大記録。そしてここに、偉業達成の瞬間に立ち会うため、全米中を横断してニューヨークへ駆けつけたファンがいた。  シアトル在住のエイミー・フランツさん。マリナーズの本拠地、セーフコ・フィールドのライトスタンドでお手製のボード「イチメーター」を掲げ、イチローのヒット数をカウントし続けてきた“世界一のイチローファン”だ。  イチローがヒットを打つたびに、数字が更新されていく「イチメーター」。イチローがシーズン262安打のメジャー記録を打ち立てた2004年から、エイミーさんはこのボードを掲げ続けてきた。エイミーさんが球場に来れない日は、家族が代わりにボードを掲げ続けた。昨春、東京ドームで行われたマリナーズの開幕戦にも、エイミーさんは太平洋を渡って駆けつけた。
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エイミーさんの飛行機の預け荷物の重さは、もちろん「51」ポンド

 昨年7月、ヤンキースへの電撃移籍が決まった時にはショックを隠せなかったエイミーさんだが、それでもエイミーさんの「イチロー愛」は変わらない。今でもツイッターで、イチローのヒット数をカウントし続けている。  そのエイミーさん、日米通算4,000本安打という大記録達成の瞬間を目撃するため、先週から娘のリサさんと共にニューヨークに“遠征”していた。西海岸のシアトルから東海岸のニューヨークへ、まさに全米横断の旅だ。 ⇒【動画】「MLB イチメーター累積安打3994本」はコチラ
https://nikkan-spa.jp/495748

 彼女はニューヨークだけでなく、ボストン・レッドソックスの本拠地、フェンウェイ・パークにも遠征した。「私はイチローを応援するけど、決してヤンキースを応援するわけじゃないの。だから、フェンウェイ・パークのライトスタンドに座っても大丈夫よね……?」と、熱狂的なボストンファンに囲まれることに不安を感じながらも、イチローの大記録達成までのカウントダウンを続けた。 イチロー,4000本安打,エイミーさん そして21日のブルージェイズ戦の第一打席、ついに偉業達成の瞬間に立ち会ったエイミーさん。「4,000」と刻まれたイチメーターを誇らしげに掲げると、その後は早速記念Tシャツを着て、応援を続けた。  エイミーさんは、イチローにとっても大切な存在だ。エイミーさんとイチローの間には、涙を誘うエピソードがある。  昨年のシーズンオフ、エイミーさんの自宅に突然届けられたのは何と、エイミーさんへの感謝の言葉を記したイチロー直筆の手紙とサイン入りスパイク。粋なサプライズプレゼントに大興奮したエイミーさんはツイッターで「リビングの真ん中で気を失いかけた」と綴った。 ⇒【写真】イチロー直筆の手紙とサイン入りスパイク
https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=495761
 4000本安打はもちろん、イチロー本人の努力の賜物である。決して楽な道程ではなかっただろう。そんな中でエイミーさんのようなファンの存在は、イチローにとって大きな支えになっていたことだろう。 ●エイミーさんのTwitterアカウント:https://twitter.com/ichimeterlady <取材・文/スポーツカルチャー研究所> http://www.facebook.com/SportsCultureLab 海外スポーツに精通したライターによる、メディアコンテンツ制作ユニット。スポーツが持つ多様な魅力(=ダイバーシティ)を発信し、多様なライフスタイルを促進させる。日刊SPA!ではMLBの速報記事を中心に担当
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