スーパーの唐揚げに注意!? 意外と危険な日本の食事情
さらに、先述したアルミニウムの含有が危険視された小麦粉食品には、別の問題もある。
「日本の小麦粉はほとんどが輸入ものなのは有名な話ですが、遺伝子組み換え小麦の混入に関して、何の措置も検査体制も取られていません。遺伝子組み換え小麦は、DNAを傷つけアレルギーを引き起こすという説もあり、小麦粉なんて日常的な食品が、それでいいのかは疑問です」
日本では食に関する情報公開がお粗末だと椎名氏は警鐘を鳴らす。
「危険な食品を自分の知らないうちに食べてしまい、危険か危険じゃない食品かを選ぶことができない。安い食べ物にデメリットがあるのは仕方ないことですが、日本ではそのデメリットに関する情報公開が少なすぎるんです」
食の情報公開に関して、日本は完全に“後進国”となっているのが、現状だ。
◆身近にあって国が野放しにしている食品添加物 ワースト3
【1位】タンパク加水分解物
多くの調味料商品に使われており、製法によって製造過程でわずかながら発ガン性物質発生すると指摘されており、欧米では摂取上限値を設けている国も多い
【2位】アルミニウム
膨脹剤、色止め剤、品質安定剤などの食品添加物に含まれている。欧州では規制の対象になっており、日本も厚労省が使用基準を定めて規制する方針を決めた
【3位】亜硝酸ナトリウム
ボツリヌス菌の増殖抑制や発色のために魚・ハム・ソーセージなどに使用基準値に基いて使用されている。多量に摂取した場合、本来の食材成分と一緒になると発がん性物質に変異することを危惧する声もある
◆スーパーで買ってはいけない食品 ワースト3
【1位】唐揚げ(鶏肉の産地が明記していないもの)
【2位】冷凍の小麦粉食品(パンケーキなど)
【3位】サーモン(チリ産)
【椎名 玲氏】
食の安全問題などを追い続けているフリージャーナリスト。著書に『中国危険産物取り扱い読本』『間違いだらけの安全生活』など
※写真はイメージです
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