更新日:2015年08月28日 17:27
デジタル

好きなところに設置が可能 「AQUOS F5シリーズ」は買いか?

【フリースタイルAQUOS LC-40F5】

 チューナーユニットと液晶ディスプレイを分離した40V型のフルHDテレビ。ユニットとは無線LANで連携するため、テレビチューナーに縛られず、自由にディスプレイが設置できる。LEDバックライト搭載のUV2Aパネルを採用しており、100万:1の高コントラストと、倍速表示によるキビキビした映像を実現。ディスプレイのサイズと重量はW926×D33×H548mm/約8.5kgとなる フリースタイルAQUOS LC-40F5◆地デジ特需が終わったテレビ市場に個性派AQUOS登場! その魅力は? 一部地域を除いて、7月24日に地上アナログ放送が終了したが、その数年前から地デジ対応テレビに買い替える動きが全国で起きており、エコポイント制度がスタートした09年5月から11年7月までの2年強の間に約5000万台のテレビが売れた。この空前の特需が過ぎ去った今、テレビメーカーはより魅力的な特徴を備えたモデルを投入し、生き残りをかけた戦いを始めている。  そのなかでも目立っているのが、シャープの「フリースタイルAQUOS F5」シリーズだ。チューナーユニットと液晶ディスプレイを分離しており、無線LANで映像と音声データを伝送するのがシリーズの特徴。ディスプレイ側には電源コードだけ挿せば済むので、アンテナケーブルの長さや配置を気にせず、観賞に都合のいい場所にレイアウトできるのだ。
フリースタイルAQUOS

背面に、VESA規格に対応した200mmピッチのネジ穴が開いているので、対応するスタンドなどを使って壁掛けやアーム掛けスタイルも選べる

 例えば、アンテナのコネクタが走っていない倉庫や書斎などに、大画面テレビを導入すれば、贅沢なパーソナルAVルームができあがる。アンテナ線から物理的に解放されたことで、映像を楽しむスタイルは格段に広がるわけだ。普通の液晶テレビとしてみても、USB接続のHDDに録画する機能を備えるほか、HDMI入力端子を使ってレコーダーやゲーム機と連携させることもできる。設置の自由度とトレードオフになりえる弱点がないのも魅力だろう。  ラインアップは60Vと40V、32V、20Vの4種類。さまざまな距離感で視聴できるシリーズの特性を考えて、今回はフルHD解像度で倍速表示に対応する40Vモデルを推した。40Vで10万円以下、32Vなら4万円以下のテレビが選べる現在でも、使い方次第で価格差だけの性能を見いだせる製品だろう。ただ、やはり感覚的に高くて、相場を知らない人には推しにくいと感じる。 古田雄介

◆サブカルライター・古田雄介の物欲刺激度:1.5/3

自宅は2年前に地デジ化完了。当面買い替える気はないが……

◆ 編集担当Kの物欲刺激度 2/3

確かにテレビから出るケーブルが減るのはうれしい。大画面テレビは移動したりしないが、20Vぐらいだと、家の中や部屋の中で、自分の気分に合わせて移動したくなる。でも、どうせなら電源コンセントもない充電タイプにしてほしかった。それができて、初めてフリースタイルと言っていいのでは?
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