初めてBTOする人のための【用途別オススメ構成チャート】
―[[初めてのBTO]完璧ガイド]―
CPU、メモリー、ストレージ……パソコンの各パーツを選び、ショップに組み上げてもらうBTO。自由な構成ができ、価格も抑えられるとあって人気だ。その活用法をパソコン製品に詳しいライターの安蔵靖志氏に聞いた。
◆大手メーカーもBTO市場に参戦
日進月歩に進化するパソコンパーツを最適にチョイスするのは、初心者からすると少々ハードルが高い作業だ。ウェブの閲覧と文書作成程度しかしない記者もBTOに挑戦してみたのだが、「CPUはi7が良さそう。メモリは大いに越したことはないので16GBか。ハードディスクはやっぱりSSDがいい」と、気がつけば高スペックマシンの見積もりができてしまう。細かくオーダーできるがゆえに陥りがちな罠だ。
そこで参照してもらいたいのが、画像(※)のチャート。パソコンの自作歴20年、スペックや内部構造に精通している安蔵氏協力のもと作成したもので、用途に応じた推奨構成を挙げてもらっている。
⇒【画像】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=601442
「ネットサーフィンと文書作成程度なら、CPUはi5で十分。i3でもいいくらいです。メモリも4GBあれば足りる。このスペックでも簡単な画像処理だってこなせます。i7を選んだほうがいいのは、動画編集や3Dゲームをやる方。動画編集は1番CPUを使う作業で、熱くなりやすい。熱くなるとCPUのパフォーマンスは落ち、最悪壊れてしまうのですが、Haswellと呼ばれる第四世代のi7は低消費電力だから熱も出にくいのでオススメです」
BTOというとデスクトップをイメージしがちだが、ノートパソコンでも威力を発揮する。17インチの大画面、i7のハイスペックモデルで考えた場合でも、パソコン工房でのBTO製品は東芝の既製品よりも7万円以上安く同等のスペックが組めるのだ。
「昔はパソコンを一度買ったら5年は使うという風潮がありましたが、今は長く使うというイメージは持たないほうがいい。2~3年での買い替えが目安ですね。なので、安く購入できるBTOショップは有効な手段。最近では富士通やSONYなどの大手メーカーも細かくカスタマイズ可能になってきており、BTOショップとの垣根は低くなっています」
となれば、問われるのはユーザーの目。BTOを活用し、過不足のない最適な一台を購入しよう。
⇒【チャート結果別、用途に応じた推奨構成】https://nikkan-spa.jp/601431
【安蔵靖志氏】
IT系出版社で編集記者を務めた後、独立。『日経トレンディネット』『日経ビジネスオンライン』等に寄稿
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