更新日:2014年04月11日 22:10

サッカーW杯で狙いたい銘柄7選

ソチオリンピックは終わったが今年はもうひとつ、サッカーW杯というスポーツのビッグイベントが控えているファンならずとも注目するこの大会は株価に深い関連があるという。サッカーと株価の関係、そして投資戦略について専門家に聞いた ⇒【前回】「日本が勝てば日経平均は上がる!?」
https://nikkan-spa.jp/612613
◆W杯中継から撤退したスカパー!が「大穴」か
藤本誠之氏

藤本誠之氏

 どうせ投資するなら、上昇の恩恵が特に大きい銘柄を選びたい。SBI証券の藤本誠之氏は、「スカパー!」を運営するスカパーJSATホールディングスに注目する。 「今回のW杯は試合の放映権料が100億超といわれるほど高騰したため、スカパーは中継を断念しました。それでもスペインなど人気の海外リーグは中継されているので、サッカーへの関心が高まれば、これらの中継の需要が高まり、利益が伸びる可能性が高い」  無理に高い放映権料を払って経営を圧迫するよりも、日本代表が活躍すれば後からおいしいところを持っていけるというわけだ。  そのほか、人気サッカーゲームシリーズ「ウイニングイレブン」を擁するコナミや、観戦旅行の需要が期待できるエイチ・アイ・エス、ブラジルの現地法人で公共施設や大学などの受注実績がある戸田建設などを挙げる。意外なところでは、覆面調査を手掛けるメディアフラッグも要チェックだとか。 「アディダスとの関係が深く、子会社がイオンモール幕張新都心にフットサル場を経営しています。本業のほうも絶好調なので、小さなきっかけでも買われやすい」  これらのW杯銘柄には、どういうタイミングで投資すればいいのだろうか。 「一過性の上昇で終わる可能性も高いので、早めに仕込んでおいて利が乗ったらすぐ売却しましょう。開幕前に盛り上がるようなら、そこで売ってしまってOK。日本代表が勝ち上がれば一段上もあるでしょうが、負ければ終わりなので安全重視の投資家は早めに勝ち逃げするのがおすすめです」  力強い上昇トレンドが始まるか、それとも一過性の上昇で終わってしまうかは日本代表の活躍次第。「W杯投資」で観戦がますます面白くなりそうだ。 <藤本誠之氏が注目!サッカーW杯で狙いたい銘柄7選> ●スカパーJSATホールディングス(東1・9412) 現在株価:517円/単元株数:100株/目標株価:650円 ●戸田建設(東1・1860) 現在株価:318円/単元株数:1000株/目標株価:400円 ●メディアフラッグ(東マ・6067) 現在株価:570円/単元株数:100株/目標株価:700円 ●コナミ(東1・9766) 現在株価:2476円/単元株数:100株/目標株価:2900円 ●エイチ・アイ・エス(東1・9603) 現在株価:5470円/単元株数:100株/目標株価:6500円 ●ミズノ(東1・8022) 現在株価:550円/単元株数:1000株/目標株価:650円 ●NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(東ETF・1325) 現在株価:167円/単元株数:100株/目標株価:200円 【藤本誠之氏】 SBI証券 シニアマーケットアナリスト。確度の高い予想と市場分析で人気の「相場の福の神」。日本証券アナリスト協会検定会員、オールアバウト株式投資ガイド 取材・文/森田悦子 ※現在株価は3月18日の終値 ― W杯銘柄を先回り買いする方法【2】 ―
おすすめ記事
ハッシュタグ