2台持ちの新たなスタンダードは「スマホ+タブレット」
スマホのヘビーユーザーにとって「2台持ち」は一種の常識。だが、メリットがいまいちわからん……という人のために最新事情を解説!
◆小型タブレットの普及によって「2台持ち」の意義にも変化が!
もともと「2台持ち」とは、ガラケーからスマホに移行する中で、メイン端末をスマホにすると電池がもたなくなる……というリスクを回避するために編み出された手法。通話用のガラケーを確保しつつ、データ通信用のスマホを持つのが、当時は理に適ったスタイルだったのだ。スマホの電池の持ちが飛躍的に向上している昨今、もはや2台持ちは過去のものになりつつあるのか……と思いきや、新たなスタンダードになりつつあるのが「スマホ」+「タブレット」だ。
「その立役者が、コンパクトな7~8インチのタブレット。スマホでネットを見るのは画面が狭くてツラいけど、毎日のように10インチタブレットを持ち歩くのは面倒……そんなニーズにハマって、今季に入って2台持ちする人が増えています」(モバイル評論家・法林岳之氏。以下同)
7~8インチタブといえば、iPad miniかNexus7の二択……という印象があるが、法林氏が推すのはどちらでもない。
「この半年で急増しているのがWindowsの7~8インチ。機種によりますが、Officeが標準で入っているのは大きい。Wordの校正機能が使えたり、エクセルのマクロが動いたりするのは純正アプリならでは。携帯用キーボードを組み合わせれば、ノートPCに迫る使い勝手に。しかも値段は5万円程度ですからね」
一方で、Androidタブレットにもこんなアドバンテージが。
「タブレットが音声通話に対応していると、万一スマホの電池が切れても、SIMを差し替えればスマホにかかってきた電話をタブレットで受けられる(SIMフリー端末であることが前提)。営業マンなど電池切れが命取りになる人にとっては心強い存在ですが、WindowsではOS自体に音声通話機能が載っていない。Androidでも対応端末は限られるので、選択肢はおのずと定まります」
⇒【後編】『通信プラン次第では1台持ちより安い』に続く https://nikkan-spa.jp/655806
★スマホと組み合わせたいオススメ・タブレット選びのポイント!
(1)7~8インチ
(2)SIMフリー
(3)音声通話機能つき
(4)Windowsタブレット
<Dell Venue 8 Pro タブレット>
ノートPC代わりに使うならWindowsタブレット一択。現状、まだ選択肢の少ない「SIMフリーのWindowsタブレット」。付属のキーボード(3980円)を組み合わせればノートPC並みの使い勝手が手に入る。
<ASUS Fonepad 7>
MVNO回線でおトクに運用できるSIMフリー。「SH-06F」同様、音声通話に対応している数少ない7インチタブレット。この大きさなら、ぎりぎり手に持って通話もできる。
<AQUOS PAD SH-06F>
ドコモ夏モデル。2台持ちでもかさばらない新書サイズのファブレット。au春モデル「SHT22」の姉妹機だが、同機にはない「音声通話」に対応している点が大きい。ドコモ端末なのでSIMロックが外せるのも◎。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=655808
― [スマホ&タブレット]2台持ち最強プランを考える【1】 ―
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