更新日:2014年07月07日 09:05
デジタル

「スマホ&タブレット」の2台持ちは1台持ちより安い!?

スマホのヘビーユーザーにとって「2台持ち」は一種の常識。だが、メリットがいまいちわからん……という人のために最新事情をモバイル評論家・法林岳之氏が解説! ⇒【前編】『最適な2台目はWindowsタブレット?』
https://nikkan-spa.jp/655805
◆[スマホ&タブレット]2台持ち最強プランを考える【後編】 [スマホ&タブレット]2台持ち最強プランを考える 通信プランの選び方次第では1台持ちより安く上がるのも、2台持ちのメリットだ。  オーソドックスな方法は、2台目(タブレット)をデータ通信専用端末として、MVNO回線で運用すること(ここでもSIMフリー端末であることが前提)。3大キャリアの現行プランでは、事実上「最大7GBのデータ通信が5700円」という定額プラン一択、ドコモの新プランでは「3GBのデータ通信が3500円、5GBのデータ通信が5000円」の二択だが、MVNOなら1GB900円、3GB1500円など、フレキシブルな選択が可能になるうえ、同じデータ量でも安く済む。  下記のシミュレーションでは、月5GBのデータ通信量を想定し、どのプランがおトクなのかを検証した。とはいえ「自分が毎月どれくらいのデータ通信をしているかは、把握しておくべき。自宅に固定回線がない人なら平気で月7GB以上いきますが、そうでなければ2GB以内でおさまることも多い」。  ちなみに、1台目が「スマホ」である必要はあるのだろうか? 1台目を通話専用端末にするなら、「ガラケー+タブレット」という選択肢もアリなのでは? 「ドコモの場合、通話の『カケホーダイプラン』がスマホより500円安くなるメリットはありますが、正直、今ガラケーにこだわる意味はほとんどない。昨今のガラケーは、コスト削減のために機能を割愛する傾向にあり、例えば夏モデルの富士通端末からは、ファンに愛された『オープンアシスト』機能が消えました。ガラケーならではのギミックは過去のものとなり、強みとされていた通話音質も、今後スマホで普及するであろうVoLTEには太刀打ちできません。それらを考えると、『スマホ+タブレット』の組み合わせのほうが幸せになれると思いますよ」 ◆「2台持ち」の料金をシミュレーション!(ドコモの場合)  ●スマホ1台持ち/合計8000円 音声通話………………2700円 (スマホ用「カケホーダイプラン」) データ通信(5GB)…5300円(SPモード+データMパック) <おトク度3:★★★☆☆> 新パケット定額は「3GB/3500円」「5GB/5000円」の二択。旧プランは「7GB/5700円」だったので、ヘビーユーザーにとっては改悪とも言える。上限を超えると、従来どおり通信速度が128kbpsに制限される。  ●新料金プランで2台持ち/合計1万500円 <スマホ> 音声通話……2700円 (スマホ用「カケホーダイプラン」) データ通信(5GB)……5300円 (SPモード+データMパック) <タブレット> データ通信(1台目とシェア) ……2500円(基本料金+SPモード+シェアオプション) <おトク度2:★★☆☆☆> ドコモの新プランでは複数の端末でパケットを分け合える。普段は手ごろな大きさのスマホを使い、大きい画面を使いたいときはタブレット……という気軽な使い分けができるのは便利だが、旧プランと比べると割高感は否めない。  ●プラスXi割(旧料金プラン)で2台持ち/合計7263円 <ケータイ(通話専用)> 音声通話……2500円(FOMAタイプMバリュー)※ データ通信(+Xi割契約のために必要)……672円(SPモード+パケット通信ライト) <タブレット> データ通信(7GB) …4091円(プラスXi割+SPモード) <おトク度4:★★★★☆> ドコモの旧プランで2台持ちすると、2台目には「プラスXi割」が適用され、7GB/5700円のパケット定額が3791円に。より多くのデータを使いたい人には新プランよりおトクだ。新規申込は8月末まで。だだし「カケホーダイ」との併用は不可。 ※Xi端末での通話プランは「基本料金743円+20円/30秒」。計算をわかりやすくするため、ここではFOMA端末のスタンダードなプランである「タイプMバリュー」でシミュレーションを行った  ●MVNO回線で2台持ち/合計6490円 <スマホ(通話専用)> 音声通話……2700円 (スマホ用「カケホーダイプラン」) <タブレット> データ通信(7GB)……3790円 (BIGLOBEの「スタンダードプラン」) <おトク度5:★★★★★> 料金的にもっともおトクなのがMVNO回線。上の例では、1台目を通話専用端末と割り切っているが、ガラケーで契約(2200円)すればさらに安くなる。ただし、新端末購入時の月々サポートがつかなくなるのが難。 取材・文/SPA!編集部 ― [スマホ&タブレット]2台持ち最強プランを考える【2】 ―
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