更新日:2014年07月15日 16:37
恋愛・結婚

恐怖の「妻ルール」に虐げられる夫たち

 昨今、日本中の主婦から“教典”として崇められる女性誌『VERY』。一見カジュアルな世界観に騙され、実は「世帯年収が1000万円はないと厳しい」と思われるセレブなVERY的生活に、うっかり取り込まれてしまう庶民妻も少なくない。『VERY』にかぶれた主婦たち=「VERY妻」の実態に肉薄する ◆空気化、ATM化が加速中……虐げられるVERY夫たち VERY妻 旦那にカネを稼がせておきながら、多くのVERY妻からは感謝の気持ちさえ感じられないから救われない。中には「旦那は空気」とのたまう人まで……。 「少し前まで、『VERY』は『イケダン』(イケてるダンナ)という言葉を流行らせようとしていたけど、全然ウケなかった。だって私たちの旦那じゃ無理があるし(笑)。旦那は家計を支えてくれればそれでいいんです。ウチは都心からの移住者が多いニュータウンにあって、VERY妻も多いんですが、どのご家庭でも旦那さんは仕事が忙しくて帰りは深夜近く。マンツーマンで会う時間はほとんどないんじゃないかな。奥さん同士の会話でも、夫の話はまったく出てきませんね」(莉奈さん・35歳・世帯年収900万円)  人前に出しても恥ずかしくないよう、夫にダイエットや植毛を強要したりするのは、まだ愛情深いほうなのかも……。  VERY的美観を保持するためには、どこまでも冷淡になれる彼女たち。果ては、夫が“座敷牢”に押し込められるケースまで……。
VERY妻

「妻ばかり好きなものに囲まれて不公平!!」

「翻訳業なので自宅作業ですが、仕事部屋は“地下室”。『仕事の空間とプライベートの空間を分けてほしい』というのが妻の言い分ですが、本音は昼間に家の中をウロウロされたくないってとこでしょう。面倒なので言うとおりにしていますが、仕事環境なんて、日当たりや風通しもいいほうが絶対に能率が上がりそうなのに。仕事相手が自宅に来ても、打ち合わせは応接間でなく地下室。そのたびに『秘密基地っぽいでしょ』とか、わざわざ言い訳している自分にも腹が立ちます……」(健二さん・41歳・世帯年収800万円)  ガレー船の漕ぎ手を思わせる奴隷待遇に、思わず目頭が熱くなる。  しまいには夫婦生活の最後の砦、SEXまで忌避するというではないか。かつて『VERY』が読者に対して行ったアンケートでは、7割以上の夫婦がセックスレスという結果になったという。 「お誘いは深夜になりがちなので、妻は『睡眠時間が少なくなると美容に響く』といって断るんです。一度、『手抜きSEXはイライラのもと。ストレスを溜めないためにもエッチしたくない』と言われて激昂しました」(範之さん・40歳・世帯年収600万円)  もう、男の尊厳はどこへやら。妻の責務とは何なのか……。 【オール実話!恐怖の「VERY妻」ルール】 ●家では方言(栃木弁)をなるべく使わないようにさせている。(32歳・紗季子さん) ●休日の朝はカフェでブランチ。「昼くらいまでパジャマでゴロゴロしていたい。朝メシはご飯がいい」という夫を無理やり連れ出す。(37歳・舞さん) ●近所の旦那連中との名刺交換禁止。有名企業じゃないので……。(35歳・玲奈さん) ●どんなに懇願されても、リビングにこたつを置くのは不可。(36歳・美香さん) ●ダイエットのために自宅ではアルコール禁止。ハーブティーか炭酸水しか飲ませない。(38歳・若菜さん) 取材・文/VERY妻研究班 撮影・CG/高仲建次 図版/コヤナギユウコ ― [VERY妻]が急増中!【2】 ―
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