更新日:2014年08月07日 22:00
ライフ

上から下まで0円で服を入手する方法

 地獄の沙汰も金次第。とかくこの世は、カネがない者に対しては厳しい。  にも関わらず、4月から消費税も上がり、ますますカネがなくなっている。  そんな中、人はいかに「タダ」で過ごせるものなのか? 上から下まで、服を丸ごとカネをかけずに入手するにはどうすればいいのか。記者が挑戦してみた。  手っ取り早く考えつくのは物々交換だ。もともと、貨幣経済へと移行するまでは、人類も物々交換でやりとりしていたのだ。不可能なわけはない  調べると、現代社会でも使えそうな「物々交換」のサービスがいくつかあった。確かに、ネットによるコミュニケーションが進化した現代、むしろ物々交換についてはやりようによってはうまくいくのかもしれない。  最初に利用したのは、ファッションアイテムの物々交換会「xChange」(http://letsxchange.jp/)。参加者が着られなくなった洋服などを持ち寄ってエピソードタグを付けて会場に展示しつつ、自分も気に入った服を持ち帰れる……というシェア文化を広めるためのイベントだ。
xChangeのサイト

開催場所などがわかる「xChange」のサイト

 イベントは全国各地で開催されているが、自分が選んだのはNPO法人「ユニ」がバザーや学習会と一緒に開催したxChange。会場に入ると、メッセージの付いた洋服が数十点とズラリ! 「この会場の参加者は女性中心」とのことで男モノは少なめだったが、自分も太って着られなくなった5点の服を提供し、Tシャツなどをゲットできた。なお会場により参加ルールや参加者の男女比や年齢層も異なるので、xChangeのサイトで自分に合った会場を探してみるといいだろう。  しかしまだズボンがない……ということで、今度は都内の自治体運営のリサイクル展示室へ。記者が行ったのは中野区のリサイクル展示室だが、ここに置かれた古着は、なんと1人月2点まで持ち帰ってOKなのだ! デザインの古いものが目立ったが、無事にサイズの合いそうなズボンを1点手に入れることができた。  こうしたリサイクル品の無料提供は都内でも中野区以外にも墨田区や大田区、世田谷区、中央区、葛飾区などで行っているので自分の住む自治体がやっている場合は利用しない手はない。  このように、衣服に関しては結構タダでどうにかなるもの。積極的に活用すれば、節約と同時にエコにも役立ちそうだ。  7/15発売の週刊SPA!「人はどこまでタダで暮らせるか?」では、他にも食や住などについても記者が「どこまでタダで行けるか」(合法的かつ公共の場でマナーを遵守した上で)挑戦している。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
週刊SPA!7/22・29合併号(7/15発売)

表紙の人/SMAP

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