OVER40男と結婚したがる20代女子の胸の内
加藤茶が45歳年下と結婚するような、お金も名声もあるオヤジが若い「トロフィーワイフ」を娶るパターンは昔からあった。ところが最近、普通の40代男を「結婚対象」と見る20代女子が増えているという。はっきりした統計はないが、確かに実感値としては納得できる。
そこで、40代男と結婚した女性数人に話を聞いてみると――
<スポーツジムのスタッフ・A子さん(20歳)の場合>
夫=ジムで出会った44歳の会社員
美人のA子さんに対して、若い男性はチヤホヤしまくりだった。その中で44歳の彼は、外見をいっさい褒めることなく、仕事ぶりや内面をさらりと褒める程度。
「この人は“私自身”をちゃんと見てくれるんだなぁ、って」(A子さん)。彼に仕事の話を聞いてもらううち「気がつけば“なくてはならない人”になっていて」、交際→妊娠→入籍へ。
<アパレル販売・B子さん(29歳)の場合>
夫=49歳のフリーエディター
B子さんが25歳のとき、知人の紹介で会って3年後に結婚。
姉御肌で自己主張がはっきりしたB子さんは、「今までの恋愛は何だったんだろう、というぐらい居心地がいい」と言う。「私が煮詰まって『ワ~ッ』と意見を言ったときに、まず『はいはい』と受け流してくれて、あとで冷静になってから客観的に注意してくれる」(B子)というのは、オッサンならではの余裕と言うべきか。
筆者の身近にも、15歳上のバツイチ男と結婚した20代女子がいるので聞いてみたところ、「同世代の人は頼りない」「早く子供が欲しかった」との答え。15歳上なら妻子を養う経済力もある。彼のほうも離婚を経て「結婚の意義は子供を持つことだけである」という境地に達していた。2人でオール生・中出しで励んだ結果、計画どおりデキちゃった結婚にこぎつけたという。
そのほか数人の事例は、週刊SPA!10/4発売号「新事実・20代女子がOVER40男と結婚したがっている!」をご覧頂きたい。
女性たちは口にしないが、構造的には、年収の問題がある。
『年の差婚の正体』(扶桑社新書)の共著者であるマーケティング・ライターの牛窪恵さんによると、女性が結婚相手に求める年収は、理想が600万円で妥協ラインが400万円。だが、このデフレ時代に20~30代で年収400万円に達している独身者が少ないので、40代が視野に入ってくるのだという。世知辛いようだが、子供を産み育てたい女性からすると切実な話ではある。
また、離婚率の上昇も要因のひとつだろう。今回取材した中でも、バツイチ&バツ2男と結婚した事例が少なくない。そこそこの財力と人間性の男が、離婚して恋愛マーケットに次々と還流してくるのである。
20~30代男からすると迷惑な話だが、こうなったら「余命の長さ」で勝負しますかね。
文/週刊SPA!編集部 イラスト/松本耳子
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