日本の仏像やヘアワックスに外国人観光客が「COOL!」
円安やビザ要件の緩和などが相まって、現在外国から日本に訪れる観光客が順調に増えている。もちろん、さまざまな日本製品も外国人観光客から「COOL」と評されている。
8/19発売の週刊SPA!「外国人観光客が語る『これが私のクールジャパン』」では、日本に来日中の外交人観光客に街頭で声をかけまくってみた。
寺社仏閣や伝統工芸品、寿司屋などベタな「外国人向けスポット」ではない、外国人観光客自身の目で見た「リアルな」クールジャパンな場所、アイテム、食べ物はいったいいかなるものなのかをリサーチしている。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
まず“ザ・日本”的なアイテムとして、香港や台湾などアジアから欧米まで広く人気が高いのが仏像。インテリアとして楽しむようで、仏像専門店「イSム 表参道店」によると、「フェイスブックの記事をご覧になり、日本へ旅行にいらした際に立ち寄られる方が多く、お土産やプレゼントとして一人で複数体まとめ買いされるお客様もいらっしゃいます」とのこと。ちなみに一番の売れ筋は、阿修羅像。
また、意外なところでは、日本式の冠婚葬祭も。結婚式と葬儀をプロデュースする「リベント」では、「横浜・三渓園の茅葺屋根の純和風一軒家での結婚式が、特にアメリカ、イギリス、オーストラリアの方に人気です」。国際結婚だけではなく、外国人同士のカップルからも式の要望が多いそう。葬儀では「昨年、来日した際に、日本のおもてなし文化と映画『おくりびと』に感銘を受けたそうで、日本式の葬儀を母国のシンガポールで行われた方もいらっしゃいました」。
一方、日本のアニメをきっかけに広まったのが、ヘアワックス。マンダムでは、「アジア、アセアンを中心に展開していますが、“日本のアニメファンの方々が、アニメヘアをつくれるスタイリング剤”として欧米でも人気になりました。ファンサイトやユーチューブでスタイリングのHOW TOサイトが自然発生的に広がり、注目を集めていて、それを機に弊社でもECサイトを立ち上げました。お土産としても喜ばれているようです」と説明。フェイシャル&ボディペーパーなども人気で、主に中国人観光客が箱買いしていくそう。
さらに首都圏を中心に中国人観光客の利用が前年比約2倍(’13年末)になったのが「洋服の青山」。
「スーツのデザインやサイズ、色など品揃えが豊富なことと、簡単な裾上げであれば当日仕上げもできるので、タイトなスケジュールで買い物をされる観光客の方々に喜ばれています。価格も中国より安いので、自分で着るスーツはもちろん、お土産としても購入され、リピーターも多いです」
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