吉野家、からあげクン…外国人観光客に聞いた好きな“日本食”は?
日本を訪れる外国人観光客は年々増えており、昨年は過去最高の約1000万人に及んだ。そこで来日中の彼らが「クール!」と思った日本のアイテムやカルチャーを聞いてみた!
◆グルメ大国のなかでも特に、支持を受けるのはB級グルメ
<食べ物・飲み物編>
「和食」が世界遺産に登録されたグルメ大国・日本。当然、外国人が好きな日本の食べ物といえば、寿司・天ぷらなど王道の“日本食”だが、こんな声も……。ブラジルから来た男性2人組は、「うなぎが好き!」だそうで、「特に吉野家の鰻丼ね。牛丼もあるし、とってもいいところ! うなぎは特にタレがよかったね」とコメント。
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うなぎのタレのような甘辛い醤油味は“日本の味”を象徴するようで、「『焼き肉のタレ』は炒め物に入れるだけでおいしくなる。初めて食べたときはビックリ!」(フィンランド人男性)、「醤油味の団子は日本の食べ物で一番オイシイ」(フランス人女性)と大人気。
また、多くの人が「大好き」と話したのが「うどん」だ。「特に冷たいのが好きデス。日本の夏は暑いから、特別オイシイネ」と言うロシア人男性など、世界各国から人気を博した。讃岐うどんか関西風かと聞いてみると、とある店の名前が。「『つるとんたん』。日本風の味付け以外にもいろんな味があって楽しい」(フランス人女性)とのことだった。
ほかに日本食では焼き鳥も好評。「内臓や皮まで食べつくすのが日本的でいいと思いました。ワタシが好きなのは“つくね”デス」(アメリカ人男性)。焼き鳥に限らず、鶏肉料理は外国人の間でも好まれているようで、「チキンカツはこんな食べ方があるんだと驚いた。帰国してから自分で作りたい」(イギリス人男性)などの声があった。また、「あん肝ポン酢の濃厚さが大好き。フォアグラよりもオイシイ」(アメリカ人男性)という“ツウ”な人もいた。
また、アメリカで密かに流行しているのがふりかけだ。
「ふりかけやキユーピーマヨネーズはもともと大人気。なかでも最近は、たらこテイストのものをおみやげにあげると喜ばれます」(アメリカ人男性)
さらにレトルト系も大人気。「日本のレトルト食品はどれも人気ですが、特にカレー。エスニックな味がとてもおいしいと評判です。ほかには、焼きそばやパスタのカップ麺も目新しくて好かれています。欧米には売っていませんからね」(フィンランド人男性)。
お菓子では「コアラのマーチやパックンチョみたいにパッケージにカワイイイラストが描かれているものや、ピリッとしていてお酒に合う柿の種のわさび味が特に好き」(アメリカ人女性)だとか。またトルコから来た女性は、「手軽に超デリシャスなデザートが食べられる」と、コンビニスイーツの人気も高かった。
さらに飲み物では、予想どおり「焼酎」や「日本酒」という声が多いが、「日本酒をソーダで割って飲むのが好き」(イタリア人女性)と、独特な飲み方を開発している猛者も。「お酒は苦手だけど日本の果実酒だけはたくさん飲める」(韓国人女性)、「チューハイを飲みながら餃子を食べるのがサイコーね」(カナダ人男性)という人もいた。「サウナを出た後にフルーツ牛乳を飲むと気分爽快! 地元ではお酒を飲むけどフルーツ牛乳のほうがいいですね」(フィンランド人男性)という男性に至っては行動パターンまですっかり日本流!!
総じて、寿司や天ぷらのような鉄板メニューのほかは、全般的にB級グルメの人気が高いようだ。
「ラーメンはとんこつがベスト」(フランス人男性)、「お好み焼きは大阪風じゃないとダメデス!」(ポーランド人男性)のように日本人顔負けのこだわりを持っている外国人も多かった。
「昔、留学時代に食べた唐揚げの味が忘れられない。今はローソンのからあげクンを毎日食べています」というアメリカ人男性のようにコンビニグルメにハマるのも、外国人に共通するもの。スイーツしかり、レトルト食品しかり、コンビニで手に入るものはどれも“世界標準”なのだ。
とはいえ、外国人に不評なものも……。
「お好み焼きも餃子もラーメンも、みんな豚肉を使っている。どれもおいしそうなだけに、イスラム教徒にとってはかなりキツイ!」(トルコ人男性)、「どの料理もおいしいけれど、馬を食べるのはイギリスではありえないので、ビックリしました」(イギリス人女性)などなど。あくまでも文化の違いゆえ、致し方なしだろう。ちなみに、日本人でも苦手な人の多い納豆だが、今回の取材で「ナットウ」の名前を出すだけで顔をしかめる外国人もいた。おいしいのに!
― 外国人観光客が語る「これが私のクールジャパン」【1】 ―
- うなぎ大好き!吉野家の鰻丼が一番オイシイ(ブラジル)
- 吉野家の鰻丼・並盛(730円)。味噌汁・漬物付きのセットは790円
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