手続きは5分で完了、ふるさと納税で「高級スイカ」をGET
地方の特産物をお得にもらえる、夢のような制度として、最近話題になっているふるさと納税。初のガイド本『100%得をする ふるさと納税生活』(扶桑社刊)は5万部を突破。それだけ人々の注目を集めているのなら、よっぽどお得なのだろうと、記者もトライしてみることにした。
まずは自己負担が2000円で済む寄付金額の上限金を調べると、年収300万円で単身者の場合、1万2000円程度可能。この1万2000円を超えた分は全額自己負担になるため、お得感が薄れてしまい、本当の寄付になってしまうらしい。
次は寄付先探し。1万円の寄付金額でもらえる特産品から選んでいく。毎日食べる米にするか、自分では中々買えないA5ランクの肉にするか、企業が協賛している自治体のハム詰め合わせセットなら5000円相当のものをもらえる。
著者の金森氏よれば、「北海道当麻町の“でんすけすいか”や宮崎県綾町の“太陽のタマゴ”はコスパが非常に高い。その自治体でしか採れないもので、自治体価格2000~3000円程度の特産品というのは、東京のフルーツ店に並ぶと1万円するものもある。かなり狙い目です」と話していた。
それならばと、まだ締切に間に合う“でんすけすいか”に決定した。
◆たった5分で手続き完了
北海道当麻町のふるさと納税の申し込みホームページを開くと、「ふるさと納税申し込みフォーム」というリンクが。そこをクリックすると、『ふるさとチョイス』というサイトに飛んだ。住所氏名、電話番号などの情報を書き込み、どの事業に寄付をするかを選択。寄付金を1万円に設定し、複数ある特産品の中から『でんすけすいか』を選択。クレジットカード決済、銀行振り込み、郵便振替の中から、最も簡単に済みそうなクレジットカード決済を選択した。
「クレジットカード払いの方はYAHOO!公金支払いへ」と表示され、YAHOO!のログイン画面へ。カード情報を入力して、支払いが完了すると、寄付が終了。ここまでかかった時間、わずか5分。たったこれだけのことで、ふるさと納税が出来てしまった。
◆チャイムが鳴り、玄関に届く
それから2週間ほどたった頃、「ピ~ンポ~ン♪」宅配業者が大きな箱を抱えて自宅前に立っていた。
大きく「DENSUKE」と書かれた箱を開けると、真っ黒で見事なスイカが! サイズはなんと2L。週末友人も呼んで6人で食べるも、3分の1しか食せないほどの大きさ。中にはスイカが好きではない友人もいたが、1口食べると、「あれ? これなら食べられる!」とパクパク。1歳になったばかりの子も次から次へと手づかみで食べていく。
美味しい!お得!! こんなにやらないと損な制度があったなんて。次は早めに予約して宮崎県の高級マンゴー「太陽のタマゴ」をゲットしようと目論んでいる。
来年から控除枠が2倍、確定申告が不要になるという話もでているふるさと納税。やらない手はない! <文/日刊SPA!取材班>
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