我が子を東大に入れたい親が読む本!?
“東京大学の中にある本屋さん”である東大生協書籍部では、いったいどんな本が売れているのか?
まずは教養課程の1~2年生が通う駒場キャンパス。
「1位は講義で使う教科書。5位も試験対策として買う学生さんが多かったですね。ランク外では『思考の整理学』(外山滋比古)がロングセラー、『リトル・ピープルの時代』(宇野常寛)も売れてます」
さすが東大生、真面目な本が多いと思わせつつ、何気に10位にラノベが入ってるのはご愛敬か。
続いて専門課程の3~4年生が通う本郷キャンパス。
「1位は若手の著者による本で、法科大学院生に売れていますね。院生同士の口コミで広がって人気が出ました。『東大2012』は現役東大生が作る年度版の本で、東大の情報を知る一冊としてよく売れています」
東大生が東大の情報を知ってどうすんだ?という気もするが、それより我が子を東大に入れたい親とかが買ってるのかも!?
【駒場キャンパス】
1位:『Campus wide』(東京大学出版会)
2位:『思想地図B Vol.2』(東浩紀ほか/コンテクチュアズ)
3位:『ソニア・ドローネー 服飾芸術の誕生』(朝倉三枝/ブリュッケ)
4位:『神様のカルテ』(夏川草介/小学館)
5位:『演習力学』(今井功/サイエンス社)
6位:『東大2012 インサイド東大』(東京大学新聞社)
7位:『別冊図書館戦争II』(有川浩/角川文庫)
8位:『Horizonte』(東京大学出版会)
9位:『大学とは何か』(吉見俊哉/岩波新書)
10位:『新約とある魔術の禁書目録2』(鎌池和馬/アスキー・メディアワークス)
※コミックを除いたランキング。『ワンピース』『進撃の巨人』などは東大でも売れている
【本郷キャンパス】
1位:『憲法の急所』(木村草太/羽鳥書店)
2位:『東大2012 インサイド東大』(東京大学新聞社)
3位:『科研費獲得の方法とコツ』(児島将康/羊土社)
4位:『官僚の責任』(古賀茂明/PHP新書)
5位:『ローマ人の物語 43』(塩野七生/新潮文庫)
6位:『米国製エリートは本当にすごいのか?』(佐々木紀彦/東洋経済新報社)
7位:『別冊図書館戦争II』(有川浩/角川文庫)
8位:『宇宙は本当にひとつなのか』(村山斉/講談社)
9位:『超巨大地震に迫る』(大木聖子・綾纈一起/NHK出版新書)
10位:『大学とは何か』(吉見俊哉/岩波新書)
※エリート臭漂うラインナップだが、ここに割り込む塩野七生と有川浩、恐るべし!?
― [意外な(局地的)ベストセラー本]大調査【5】 ―
『リトル・ピープルの時代』 震災後の想像力はこの本からはじまる |
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