『人狼』の達人が教える「周囲を欺くテクニック」
狼チームと人間チームに分かれ、狼はウソをついて人間を騙し、人間はそれを見抜いて誰が狼なのか会話と推理で見つけていくテーブルゲーム「人狼」が人気だ。
そんな「人狼」の達人となれば、上手に相手を欺くテクニックにも精通しているはず。ゲームではもちろん使えて、実生活でも応用できそうな「周囲を欺くテクニック」を、渋谷にある「人狼ルーム」のゲームマスターや、人狼を題材とした演劇「人狼 ザ・ライブプレイングシアター」のゲーム指導を務める児玉健氏に聞いてみた。
児玉氏が言うには、大前提として 「疑いの土俵に上がらないようにするための、周囲の雰囲気作り」がポイントだという。
「ウソをつくのが当たり前とされている人狼ゲームと、ウソをつくのは良しとされていない日常生活とでは違う部分もありますが、ゲーム中であっても、人はウソをつくことが後ろめたいんですよね。だから大事なのは、ウソの内容よりもまず、疑われないこと。誰もが納得する客観的な発言をして、『この人の言うことなら信じられる』といかに思わせるかです」
信頼感を築いて、“信じてもらえるブランド作り”をする、ということだ。服を買うか迷っているときに、ファッションのプロである店員さんが勧めるものだから……、と心が動いてしまうのもこの一種だ。
◆疑いの土俵に上がらないように会話を主導しよう
「自分を疑いの土俵に上げないのも大事です。人狼ゲームだと、疑い先を探す際に、『AさんとBさんが疑わしいけど、皆さんどう思います?』と選択肢から自分が外れるように誘導したり、疑われても真っ向から勝負しないで、『ところで』と話を変えたり。これがどれだけ自然にできるかです。例えば、浮気を疑われたときに、その話を掘り下げて傷口を広げるよりは、疑ってくる=好きだから=愛情表現を求めてる、と察した話の変え方をするとか。もちろん、そもそもそういった疑われる行為はしないのが一番ですよ!(笑)」
<上手なウソのポイント>
第一に疑われないこと。疑われそうなときも正面から土俵に上がるな
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