44歳、月収10万円の貧困女子「夢は風呂つきのアパートに住むこと」
男性の貧困事情はSPA!でも何度も特集してきたが、ほとんどの世代において男性よりも女性のほうが貧困率は高いのが現状。そこで今回は、「貧困女子」の基準である手取り月収-家賃=8万5000円未満の女性を取材。彼女の部屋から見える苛酷な生活の実態に迫った
◆月収10万円、風呂ナシでも音楽の仕事を続けたい
江戸川区内の築40年のアパートの2階に住む河原さんは現在44歳。ドラマーとして参加している音楽ライブの収入が月に2万円、ボイストレーニング講師のアルバイトで4万円、イベントの着ぐるみバイトで4万円、月に10万円いくかいかないかの収入で暮らしている。
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整理整頓され、スッキリした部屋に見えるのは、河原さんがかなりのきれい好きだからというのもあるが、それ以上に最小限の日用品しか買う余裕がないからだ。洋服はここ数年買っていないという。
「1階に住んでいる大家さんの厚意で、光熱費含め月3万4000円の家賃で住まわせてもらっているので何とか生活できています」
1年前までは音楽仲間の彼氏と同棲していたが、別れてしまい、一人暮らしを余儀なくされる。
「この収入で一人暮らしは本当に厳しいので、お酒は一切飲まないし、食事はほとんど松屋の一番安い牛丼。お風呂もないから基本は銭湯通いですが、銭湯代も惜しいので、近所に住んでいる元彼の家にお風呂だけ借りに行くこともあります」
40歳過ぎて独身でこの状態では、ご両親も心配なのでは?
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