貧困に苦しむ50代女性の半生「気づけば自宅はゴミ屋敷に」
男性の貧困事情はSPA!でも何度も特集してきたが、ほとんどの世代において男性よりも女性のほうが貧困率は高いのが現状。失職や借金などさまざまな理由で貧困生活を余儀なくされる「貧困女子」を取材。彼女の部屋から見える苛酷な生活の実態に迫った
◆貧困女子のなれの果てはゴミ屋敷!?
現在無職の立花薫さん(仮名・50歳)が住む、板橋区内家賃5万3000円のアパートは、4.5帖2間の境目も見えないほどのゴミ屋敷。
「猫を5匹飼っていて、餌を適当に置いてるから腐ったのもかも……。どこにでもおしっこをしちゃうからこんなニオイになったのかな(笑)」
こんな状態の部屋に住みながら、少し前までは熟女風俗で働いていた。
「若いころは保険屋で働いてたけど、歩合で全然稼げない、今でいうブラック企業。生活費が足りず借金をして、返済のために風俗に流れました」
宵越しのカネは持たぬ性分で、稼いだ分はキレイに使い切った。実はゴミの大半も趣味で集めた高価な古書が積み重なったものだとか。
ゴミと年齢を重ねるうちに、風俗でも稼げなくなり、体にもガタがきた。
「片足がちょっと不自由になってしまって。体にも無理が利かないし、今後は在宅で仕事ができたらいいんだけど」
……ゴミ屋敷の住人は異常な環境に対して無頓着な特徴があるというが、貧困と隣り合わせの状況で生き延びるために心をマヒさせた結果なのか。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=780524
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