iPhone 6発売でスマホの大型トレンドが顕著に【2014年のデジモノ進化を振り返る】
◆スペック戦争は終焉。新しい価値を提案する製品が多数登場
’14年は何かデジモノを買っただろうか? 消費増税タイミングでテレビなどの大型家電を買った人も多いのではないだろうか。日々、スペック面でも進化し続けているデジモノだが、 ’14年はスペック面以外でおもしろい動きが見られた。今までになかった「新ジャンル」とも言える製品の登場、市場の今後を占うヒット製品の台頭、製品アピールポイントの変化が起きているという。
各製品カテゴリーに精通するプロに、 ’14年の総括と象徴する注目の製品を紹介してもらいつつ、 ’15年のトレンド予想をしてもらった。来年は何を買おう?
◆カメラ性能が大幅アップ! 新しい提案にも注目<スマホ>
「2年に1度のiPhoneのメジャーアップデートで5.5インチモデルが登場したほか、液晶画面の大型トレンドが顕著になった1年でした。持ちにくそうにしている人や、大きすぎるという声も聞きますが、実際にはそれなりに売れていて、定着し始めています」(モバイル評論家の法林岳之氏。以下同)
液晶の大画面化が目立っていたが、注目が高まっている格安スマホはどうだろうか?
「ハイエンド・ハイスペックなモデルが主流で、思っていたよりは格安スマホに流れていない印象です」
注目すべきはカメラ。
「デジカメ並みのセンサーの搭載や、世界的なセルフィー(自分撮り)ブームから、広角・高画質の撮影が可能なインカメラも増えてきました。また、スマホが話しかけてくる機能『エモパー』を搭載した『AQUOS ZETA』は新しい流れとして注目です。ユーザーにスマホの機能をいかに使わせるか、気づかせるか。スペック以外の部分での訴求はおもしろいです。 ’15年は、こうした新提案や、スマホとPC、テレビ、ウェアラブル端末との連携に注目です」
【注目の製品】
●AQUOS ZETA SH-01G
ドコモの2014年・2015年冬春モデル。5.5インチIGZO搭載。ユーザーに話しかけてくる「エモパー」が新提案の注目機能。電池残量などの使用状況に応じた言葉や、天気情報などと連動した心配りの言葉を話す
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=762207
●GALAXY Note Edge
2014年10月にドコモ・auから販売開始。5.6インチの大型液晶に加え、史上初のエッジスクリーンを搭載。ハイスペックなインカメラとワイド自分撮り機能が特徴
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●iPhone 6/6 Plus
iPhoneのメジャーアップデート最新モデル。5sから大型化した4.7インチ(6)と5.5インチ(6 Plus)が登場。6 Plusのみ光学式手ぶれ補正が搭載されており、暗いシーンの撮影での手ぶれに強くなった
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=762209
【法林岳之氏】
モバイル評論家。デジタル関連製品の解説記事を執筆。インプレス「できる」シリーズからスマホ関連著書多数
― 2014年のデジモノ進化を振り返る【1】 ―
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