380円に値上がりした牛丼を“3割引き”で食べる方法
2015年になり、日用品や食料品の値上がりラッシュが続いている。また、あの東京ディズニーランドですらワンデーパスポートが4月1日から500円値上がりすることが発表され、もはや“インフレ地獄”といっても過言ではない時代が到来しているのだ。しかし、我々の給料は上がる気配もなく、ジリ貧に陥るのは時間の問題。ここでは、「値上がり分を相殺できるサバイバル術」を紹介しよう。
◆27%引き!ジェフグルメカードで“つゆだくだく”を購入。1杯の牛丼並盛が2杯に
2/3発売の週刊SPA!に掲載されている特集『迫りくる[インフレ地獄]の歩き方』では、上記のようなサバイバル術をジャンル別で紹介。日用品、家電、食料品、賃貸不動産、電気代、海外旅行、輸入車などを賢くディスカウントし、値上がり分以上の利益を生むテクニックを完全網羅している。迫りくるインフレ地獄を生き抜く知恵を身につけたい方はぜひご一読を。 <取材・文・撮影/週刊SPA!>
昨年12月、牛丼チェーン大手の吉野家は、牛肉価格の高騰を理由に値上げを実施。牛丼の並盛が300円⇒380円に値上がりしたのは記憶に新しい。
だが、この値上がりを気にせず、むしろ「牛丼を3割引で食べられる方法があります」とは、節約好きのサラリーマン・斉藤正さん(仮名・35歳)だ。
「まずお釣りの出る食事券『ジェフグルメカード』を金券ショップで購入するんです。500円分が金券ショップなら475円で手に入ります。それで牛丼の並盛を“つゆだくだく”でテイクアウト購入し、自宅に帰って牛丼の汁に格安スーパーで買った牛肉を入れて牛丼の汁で煮込む。これをご飯に乗せれば、もう1食分の並盛が完成です」
それを同じく吉野家好きの妻と2人で仲良く食べるのが斉藤家の習慣だとか。早速、ジェフカードを用意し、自宅近くの吉野家に向かった。
「並盛一つ……つゆだくだくで」と注文。しかし、汁の量を確認すると、煮込むには少なすぎる。そこで店員に「つゆをもっと」と3回懇願し、なんとか容器の3分の1くらいまで入れてもらうことに成功。途中、店内の客の冷たい視線が気になるが、汁を確保するためには、そうした視線に耐えうる精神力が必要だ。
「店を出たら、すぐに汁をタッパーの容器に移してください。汁が米に染み込んでしまうので」(Sさん)とのアドバイスどおり、すぐに移し替え、近くの格安スーパーで200円/100gの牛肉を購入して帰宅した。
調理してみると、100%再現とまではいかないが吉野家の牛丼が2杯分できた。追加の牛肉代を入れても計555円。ちなみに、吉野家では汁の量に規定があり、真の“つゆだくだく”にするには、店員に何度もお願いする、折れない心が必要。並盛3杯化に挑むと味が薄くなるため、やはり2杯が限界と言えるだろう。
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