雑学

ダライ・ラマも知らない自称“仏教ガール”にイラッ

 僧侶がバラエティ番組に出演し、人気を呼ぶ昨今。ところが、仏教マニアからみると失笑なことが多々あるらしい。

仏教

※イメージです。写真と本文は一切関係ありません

「近所の寺の写経体験に行ってみると、住職がまず説法を始め、『皆さん、般若心経の“色即是空”は聞いたことがありますよね。色、つまり性欲もまた空なり、人間の業ですから仕方ない。でもこの時間だけは無の境地で心を清めて……』と、まるで漫談。『事物(色)には実体がない(空)』ので執着してはアカンという全く逆の話なのに唖然」(33歳・看護師)

 と、最近では本職でも「常識知らず」がいるようで、むしろマニアのほうが詳しいくらい。

 そこで求道者の心は仏教の源流へと向かうが「“仏教ガールなんですぅ、聖地巡礼とか超~行きたい”という後輩に、『ダライ・ラマの講演とかも聞いたことある?』と聞いたら、『えっと……アフリカのロハスな感じの人でしたっけ?』と、マサイマラか何かと勘違いしているのか支離滅裂」(38歳・広告)。

 そこは慈悲の気持ちで見守る!?

<知ってて当然指数>

(A)色即是空
大乗仏教の思想を説いた「般若心経」に由来する根本的な教義。色欲など、性的なイメージを持つのは仏教通として失格。

(B)ダライ・ラマ
チベット仏教界で観音菩薩の化身とされ、最高位の僧侶であり仏教指導者。現14世にはハリウッドをはじめ世界中に支持者多数。

(C)「ジャータカ」
一介の人間だった釈迦族の王子シッダルタが覚りを開き仏陀となる過程を描いた仏教説話。現存する数々の逸話や仏跡の由来もわかる。

(D)「成仏」の意味を語れる
修行の結果、煩悩をなくすことに成功し、完璧な人格となった人を指すので、別に死んでなくてもよい。簡単になれるものではない。

(E)慈悲の実践
憐れみや情けをかけることではなく、すべての生命に等しく注ぐ無限の愛情。人に騙されても怒りや憎悪を捨て「慈悲」と言えること。

※「知ってて当然指数」は専門家、及びマニアの方々数十人の聞き取り調査により算出……(A)知らないとバカにされるレベル (B)知ってて当然なレベル (C)けっこう通じているレベル (D)業界マニアと言っていいレベル (E)なぜそこまで知っている?
― マニア間では“知ってて当然な”用語の基礎知識【8】 ―




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