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スポーツ記者たちが泣いた…オリ・金子と中日・松井のちょっといい話

球春到来。いよいよ2015年のプロ野球が開幕する。キャンプからオープン戦にかけてチームに密着した記者たちは、今季のプロ野球をどう見るのか……。舞台裏をこっそり聞いてみた。

◆オリ・金子と中日・松井 記者泣かせの素顔

金子千尋

オリックス・バファローズ オフィシャルサイトより

 V奪回に向けて2位オリックスは着々と補強を進めている。その象徴は、阪神などと争った末に獲得した中島裕之だ。

「中島は中距離打者で非常にいいバッティングをする。オリックスの長距離バッターはブランコだけで、繋いで点を稼いでいく打線を重視している。1番糸井嘉男、2番中島裕之が濃厚です」

 そして事情を聞いたスポーツ記者たちが泣いたというのが、残留した金子千尋の話。FA宣言でいろいろな球団をダシにして年俸を釣り上げたといわれているが、少々事実は異なるようだ。

「年俸は確かに上がりましたが、金子が右肘の故障で手術した後に、オリックスのフロントは彼の今後について親身に相談に乗っています。オリックスは金子を信頼していたし、金子はオリックスに恩義を果たす気でいたんです。人情味溢れるいい話ですよ」

 そして最後は、昨季は28年ぶりに2年連続Bクラスに沈んだ中日の人情物語。その話に記者は目頭を熱くしている。

「外野手の松井佑介は昨オフから土井正博臨時打撃コーチの指導を受けています。土井コーチも松井も実家は大阪。クルマで数分の距離です。松井はチームトップの愚直さをここでも発揮し、チームが帰省した年の瀬にジャージを着て、バットと菓子折りを持って土井邸に押しかけたそうです」

 数時間、土井邸の絨毯の上で松井はバットを振り続けたという。いつの日か長嶋茂雄と松井秀喜のような関係になれば、谷繁監督の肩の荷もいよいよ降りるかもしれない。

― [2015年プロ野球]を飛躍的に楽しく観戦できるツボ【2】 ―




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