松尾スズキ、二階堂ふみの「友達がいなそうなところ」に好感を持つ
演劇界の鬼才・松尾スズキが、7年ぶりにメガホンを取った『ジヌよさらば~かむろば村へ~』は、お金恐怖症になり田舎の寒村へ引っ越してきた青年・タケ(松田龍平)の、奇妙な自給自足生活を描いた作品。本作で村の女子高生・青葉を演じている二階堂ふみは、弱冠20歳にして名だたる映画に引っ張りだこの才媛だ。プライベートでも親交があるという2人だが、どのように出会ったのだろうか?
松尾:’10年に『熱海の捜査官』という三木聡監督のテレビドラマで共演したのが初めてだったかな。
二階堂:そうです、物語の本筋とは全然関係なく、2人でカラオケしたりしてずっと遊んでる役で、すごく楽しかったですよね。
松尾:あの頃は、まだ15歳くらいだったのか。普段はあんまり共演者のメアドなんか聞かないんだけど、そのときは珍しくゲットして。
二階堂:「若いんだから、絵文字いっぱいのメールを送ってね」と言われて、「私、絵文字使わないんですよ」「あ、そう……」ってなったのを覚えてます(笑)。
さて、二階堂は沖縄で過ごした中学時代まで、友達があまりいなくて周囲から浮いていたという。そのことについて尋ねると、こんな反応が……。
二階堂:そのときは浮いてたなんて思ってなかったですけど。友達が少ないってダメなことですか?
松尾:最初に会ったときから「この子は、友達があんまりいなそうだな」ってピンときたんだ。俺もさっぱりいなかったから、そこにすごく好感を持ったよ(笑)。
※3/31発売の週刊SPA!「エッジな人々」では松尾スズキさんと二階堂ふみさんの対談を掲載。
<取材・文/福田フクスケ 撮影/尾藤能暢 再構成/週刊SPA!編集部>
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