更新日:2015年11月02日 18:37
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Twitterに“首輪”姿を投稿する女性が続々! 話題の「首輪女子協会」って何だ?

 女性が首輪をつける…。その“現象”だけを聞けば、多くの人はSMプレイが繰り広げられるアブノーマルな世界観を思い浮かべるだろう。  しかし昨今、ツイッター上で、この「女性が首輪をつける」という行為がSM的なベクトルとは違った方向で浸透し始めている傾向が見られる。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=857569
Twitterに“首輪”姿を投稿する女性が続々!話題の「首輪女子協会」って何だ?

美女が首輪をつけてアップ

 そのきっかけを作っているのは、2014年4月にツイッターでアカウントを開設した「首輪女子協会」(@kubiwa_joshi)なる“協会”だ。2015年5月現在、同アカウントへのフォロワー数は約3700。1年以上の地道な活動の中で、徐々にフォロワーを増やしてきたという。  今回、この“首輪女子協会”についてより詳しく知るべく、代表の「マツ」さんに話を聞いてみた。マツさんは、20代の男性だ。男性が“女子”の協会を作った……。そのきっかけは何だったのだろうか? ◆きっかけは「日本ツインテール協会」と「グラドル自画撮り部」 「ふたつのネット上の現象に影響を受けて作りました。ひとつは、日本ツインテール協会。もうひとつは、“#グラドル自画撮り部”のハッシュタグです。このふたつのアイデアを混ぜた上で何か独自のものは出来ないかと考えていました」(マツさん)  友人と色々なアイデアを出しあった末、「首輪女子協会」のアカウントを作ることを話し合って決めたという。「ツイッターでアカウントを作るだけなら、元手は一切かからないですからね」とのことだ。 ◆SMプレイの愛好者のために作ったわけではない ――なぜ「首輪女子」だったんですか? 「これはよく勘違いされることなんですけど、SMプレイの愛好者のために作ったわけでは決してないんです。ただ、ちょうど去年くらいから、女の子でファッションとしてチョーカーや首輪をつける人が増えたように感じて。『メガネ女子が好き』みたいな感覚で、首輪やチョーカーをした女の子のファッションが好きだったんです。で、インパクトが残るように『首輪女子協会』かな、と」 Twitterに“首輪”姿を投稿する女性が続々!話題の「首輪女子協会」って何だ? そうして最初は、“#首輪女子協会”というハッシュタグの浸透と、チョーカーファッションの写真を投稿する(公開アカウントの)女性ユーザーのリツイートにつとめたそうだ。そうしてフォロワーが徐々に増えていくなかで、「男性ばかり増えると予想してたら、女性も多かった」ことが意外だったという。 Twitterに“首輪”姿を投稿する女性が続々!話題の「首輪女子協会」って何だ?「男女比半々くらいで増えていって、さらにハッシュタグを使って自ら“首輪写真”を投稿してくれる女性も出てきたんです。そこで、月ごとに“制服首輪女子”や“眼鏡首輪女子”といったテーマを決めて写真を募集するようにしたら、それにも多くの女性ユーザーの方が参加してくださいました」  このような反応を受け、首輪女子協会では“公認モデル”を認定することも始め、オリジナルで“首輪女子”の写真を撮影している。現在公認モデルは20人ほどで、「何よりもモデルさんとの信頼関係を大事にしている」という。 ◆モデルは「プロ」、カメラマンは「アマチュア」が生み出す作品 Twitterに“首輪”姿を投稿する女性が続々!話題の「首輪女子協会」って何だ?「モデルさんは写真を撮られることに慣れている人が多く、反対に僕らはプロというわけではないので、モデルさんたちの意見は積極的に取り入れます。将来的に、『首輪女子協会に撮られるのは安心だ』って評判になるようにしたいですね。それはもちろん、謝礼などの面でも。そして、写真集など物販につなげられればと思います。CD-ROMなどでの簡単な商品化ではなく、やはり紙の本がいいですね。これも、モデルさんとの話し合いの中で生まれたアイデアです」  このように精力的に活動していく予定とのことだが、ひとつ気になることを聞いてみた。 ――SM的な世界観との距離感はどのように考えていますか? Twitterに“首輪”姿を投稿する女性が続々!話題の「首輪女子協会」って何だ?「SM的な要素がゼロだとは、まったく思ってません。そこに関しては、興味を持ってもらう点で強みでもあり、運営していくうえでの弱みでもあると思ってます。ただ僕らの考え方としては、“エロさ”よりも単純にかわいく撮れてる写真のほうが優先度は高いです。また、公認モデルには高校生の方もいるので、エロ方面に寄せたくないとははっきり思っています。やるとしても、女の子に『可愛い』と思ってもらえる範囲内で“女の子から支持されるもの”というのが大テーマであり、今後もそこからは外れていく予定はないですね」  具体的には、“#首輪女子協会”というハッシュタグを使って投稿される過度なエロ写真などについては、「協会自体がリツイートすることはない」とのことだ。「ヌケる」写真は撮らないようにしているともいう。  そんな首輪女子協会、「偽物アカウントがある」ことが悩みなのだそう…。マツさんは、「偽物はサイトまで作ってるんですけど、危ない団体でない可能性はゼロじゃないので、興味を持ってくれてる方々には混同されないように注意していただきたいです」と喚起する。  なお、首輪女子協会自体のサイトは、「鋭意制作中」。クオリティーの高いサイトを作成し、またイベントなどにも参加していくことで、徐々に“偽物”との差別化を図っていく予定とのことだ。 <取材・文/日刊SPA!取材班 撮影/錦戸公>
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