更新日:2015年07月25日 19:04
恋愛・結婚

40代から上の世代が恋愛に夢中になっているワケ

40代から上の世代が恋愛に夢中になっているワケ 明治時代、我が国の平均寿命は43歳であった。それから100余年……。いいオトナのすったもんだが世を賑わせている。かのショーケンは2011年、64歳にして“52歳には見えない”モデルと4度目の結婚……。  また、「46歳なのに18歳に見える」など、生物学的な理解を超えた「美魔女」を女性ファッション誌が発掘し、巷にはそれらしき女性たちが出没。  今、世のOVER40男女は、天寿を全うするどころか、恋愛真っ盛りではないか。  その理由を、「晩婚化は今に始まったことではないが、加えて昨今、交際期間が延びていることが挙げられる」と指摘するのはノンフィクション作家・亀山早苗氏。  実際、約30年前では、2.5年だった平均交際期間が、’10年では4.3年と長くなっている(注1)。 「出会って4~5年ほど付き合うのは当たり前という状況で、40代にして恋愛している人たちがいても全然おかしくありません。また、結婚すること自体に価値を持たなくなっている独身者も増えているので、ダラダラと恋愛してしまうのでは……」(亀山氏)。  また、離婚率も高い一方で、昨今、結婚するカップルの4分の1が男女いずれか、あるいは両方が再婚という(注2)。 「1965~’69年生まれを中心とした“バブル世代”の前後では恋愛へのモチベーションも全然違い、バブルを経験している世代は、華やかなブームのなかで遊んでいた体験から、いまだにいつでも恋愛体質の傾向が強いようです」(同)  いくつになっても恋していたい……その気持ちは痛いほどわかる。 【中年の恋愛・結婚 DATA】 ・0~44歳の平均初婚率:5% ・40~44歳の結婚総数に占める再婚率:3.2% ・40代の未婚率:14%(全国平均 ※東京は21%) 【亀山早苗氏】 結婚や恋愛、不倫などを題材とする作家。近著に『男と女 セックスをめぐる五つの心理』 (中公文庫)『婚外恋愛』(メディアファクトリー新書) 注1:国立社会保障・人口問題研究所「第14回出生動向基本調査/2010年」 注2:平成24年「人口動態統計」 ― やっぱり[中年の恋愛]は気持ち悪かった ―
妻たちのお菓子な恋

亀山氏の最新刊である本作では、「昼顔妻」に代表されるような、妻たちの激化する不倫最新事情について迫る!

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