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クビに追い込まれた40代サラリーマンの嘆き「ズボラな性格が災いして、社内いじめの標的に」

 先月、大手のシャープが3500人のリストラを発表。続けて大手アパレルメーカーのワールドも500人の希望退職者募集を開始した。これらの「クビ切り」は対岸の火事かと思いきや、決してそうではない。昨今の「クビ切り」の波に便乗して、中小企業やブラック企業などでも、それは密かに遂行されているというのだ。ここでは、ある電気機器メーカーのケースを紹介しよう。

◆ズボラな性格が災いし、社内いじめの標的に。そして自主退職へ……
厚川修造さん(仮名・46歳) 元・電子機器製造
退職理由:ズボラな性格

過酷な会社いじめを回想する厚川さん

過酷な会社いじめを回想する厚川さん。「途中から女性社員にも無視されるようになった」と語る

「正直、思い出したくもない」と苦い表情の厚川修造さん。41歳で電子機器メーカーに中途入社するも、過酷ないじめによって半年で退社した。社長に気に入られ、当初は給与などで同い年の同僚より好待遇だったが、しだいに生来のズボラさが露呈。

「注文の受け間違い、発送忘れなど、週2~3回はやらかしていました。もともと外回りで対人交渉をやってきたんですが、入社後は内勤での販売管理。モニターや発注書を眺めるのは性に合わなかったんですかねぇ」

 そう語る厚川さん。他の社員より高給だが、パフォーマンスは低い。当然、彼への風当たりは強くなった。

「ミスをすると他の社員に舌打ちされたり、電話を取るのが遅れたときに『電話くらい出てくださいよ!』と怒鳴られたこともあります。特にポジションを私に奪われた生え抜きの同僚は批判の急先鋒でしたね」

 ついには社長にも、片付けをせず山積みにしていた書類を咎められる。

「他社員もいるオフィスの真ん中で、『お前、片付けできないのか!? だからミスすんだよ!』、『お前、絶対おかしいから、精神科に行って来い!』と大声で怒鳴られたのは、思い出すだけでツラくなります」

 オフィスには「厚川のズボラを直せ、あらゆる叱責は彼のため!」という雰囲気ができあがったという。

「実際、ムダな作業を増やして迷惑をかけていたのも事実ですけど……。萎縮してしまい、落ち着くために、トイレへ逃げこんだりしていたのも良くなかったかもしれません」

 結局、社長に頼みこまれ、本人も納得の上で自主退職。元来の“ズボラ気質”が周囲に苛立ちを招いた結果、無情にもクビ認定となったのだ。

 上記のケースは「ズボラな性格」が災いしてクビに追い込まれたという話だが、社内の上司・同僚・部下たちはどんな言動にクビ認定をしているのか? 7/7発売の週刊SPA!に掲載されている特集『[クビにしたい40代]の特徴 2015年版』では、40代サラリーマンがしがちな言動に対して「クビ認定」するか否かを600人(上司・同僚・部下&後輩)がジャッジ。20位までをランキング化している。いったい我々のどんな言動がクビ認定されてしまうのか。その結果はぜひ本誌で! <取材・文・撮影/週刊SPA!編集部>

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