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1000万円以上かけた自宅のリフォームが大失敗。床は浸水、天井は抜け…

リフォーム詐欺

偶然撮影していた工事中の写真。手抜き工事の様子がうかがえる

 山崎光雄さん(仮名・39歳)は、1000万円以上かけて自宅をリフォームしたが、これが大失敗。 「床が傾いているのはもちろんのこと、壁紙の色が途中で変わっていたり、コンセントが壁から突き出していたりと、おかしなところだらけ。ただ、生活はできるのでよしとしていたのですが……」  悲劇はすぐにやって来た。大雨の日に2階部分が浸水。足首まで水に浸かるほどの大惨事だった。 「排水管にモルタルが詰まっていて雨水を排水しきれず、水が逆流して浸水してしまったんです」  さらに悲劇は続く。 「突然1階の天井が落ちたんです。まさかと思いましたが、原因はエアコンの排水が垂れ流しで天井裏に水が溜まっていたから。排水管に繋げていない手抜き工事でした」  こうした事例が次々に起き、山崎さんは度々施工業者にクレームを入れた。だが誠意ある対応は見られず、結局裁判に踏み切った。 「裁判の過程で鑑定を依頼すると、欠陥が次々に見つかりました。断熱材やアスベストの覆工の不施工、交換を頼んでいた分電盤もそのまま……。でも、業者側は『そんな依頼は受けていない』の一点張り。言った言わないの争いに持ち込んで逃げ切ろうとしたんでしょう」
水漏れによって落下した天井

水漏れによって落下した天井。エアコンの排水を排水管と繋げていなかったのが原因だ

 結局、業者からは100万円の補償金を受け取るのが精いっぱい。 「それでは補修費にもならない。大金をドブに捨てて生活がめちゃめちゃになっただけでしたね」  リフォームの失敗はお金も平穏な日常生活も失うことになるのだ。 ― [劇的変化]に失敗した人々からの伝言 ―
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