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25歳になった女優・福田沙紀――ユーミンとの出会いがもたらした新たな人生観とは?

 11月2日より日本最大の映像配信サービス「dTV」で日本独占配信中のドラマ『シークレット・メッセージ』。上野樹里と人気グループ・BIGBANGのT.O.P from BIGBANG チェ・スンヒョン(以下、T.O.P)という日韓の人気俳優がW主演することで話題となっているこの純愛ラブストーリーで、T.O.P演じる“ウヒョン”に恋する女性を演じているのが、女優の福田沙紀だ。 福田沙紀『3年B組金八先生』(TBS系・2004年)、『ライフ』(フジテレビ・2007年)など、10代の頃から同世代のみならず社会的に大きな反響をよぶ話題作に出演してきた福田も、2015年9月には25歳という年齢を迎えた。  20代後半の第一歩、ときに“アラサー”というカテゴリーに含まれることもある年齢に差しかかった福田沙紀。彼女に、いま感じることについて存分に語ってもらった。 ◆24歳は「変わる歳になると思っていた」 ――『シークレット・メッセージ』のテーマのひとつは、“愛”ですね。福田さんが最近愛を感じることはなんですか? 福田「やっぱり、母の愛ですね。母とご飯を食べるとき、わたしはよく『何食べたい?』って聞くんですけど、母は必ず『沙紀が食べたいもの』って言うんです。するとわたしは、『じゃあわたしはお母さんが食べたいものがいいから、何食べたい?』って返すんですけど、それでも『沙紀が食べたいもの』の一点張り。だから、なかなか何を食べるか決まらないんですよね。何気ない会話だけど、こういうときにすごく母の愛を感じます。  逆にわたしが愛を注いでるのは、愛犬です。トイプードルのメイプルちゃん。もう3年くらい飼ってるんですけど、かわいくてかわいくてたまらない……。無防備にお腹を上に向けて寝てるところとか、わたしの膝のあたりにちょこんとアゴをのっけてくるところとか、もう“なんてこった!”ってくらいかわいいですね」 ――そんな愛を感じる日々のなかで9月に25歳になられたわけですが、何か意識の変化はありましたか? 福田「25歳、まあアラサーですね(笑) ただわたしは、23歳から24歳になるときに、『24歳はいろいろ変わる年になるだろうな』ってなんとなく思ってたんです。24歳って、“女性”っていう言葉がしっくりきはじめる年齢じゃないですか。で、実際に自分のなかで変化をもたらすような大きな“出会い”がたくさんありました」 ――たとえば、どんな出会いですか? 福田「ちょうど24歳になるとき、わたしは帝国劇場でユーミン(松任谷由実)さんの音楽と演劇が融合した舞台『あなたがいたから私がいた』に出演させて頂きました。それがきっかけでユーミンさん、そして松任谷正隆さんの“松任谷夫妻”と出会い、かわいがっていただけるようになりました。  これは、本当に大きな出会いですよね。というのも、わたしが3歳の頃の十八番は、ユーミンさんの『真夏の夜の夢』だったんです。よく歌ってたみたいです。それに、両親にとってもユーミンさんの音楽はデートミュージックだったそうで……。そんな方と出会ったということに、すごく“縁”を感じました。  おふたりに映画に誘っていただいたり、舞台を見に来てくださったり、一緒にお洋服見に行ったり“銀ブラ”したり……。今年の1月1日には、『おせちあるから、おいでよ』とご自宅にも誘っていただきました。ほんと、なかなかないことですよね。  松任谷夫妻以外にも、以前お仕事をご一緒した方とまた新たなお仕事で出会ったりと、とにかく縁を感じる歳でした。そういう縁をたくさん感じるなかで、24歳になるときに思った『変わる歳になる』という感覚が合致しましたね。25歳からはますます、縁を大切にしていきたいです」 ◆「ムダな経験はひとつもない」  この10月より、舞台『放浪記』に出演している福田。同作の内容もふまえて日々「人との出会いを大切にしたい」との思いを強くしていると話すが、“縁”は仕事でも感じているようだ。 福田「『シークレット・メッセージ』の劇中で、わたしが演じる“マリコ”は韓国語をたくさん話すんです。わたしは7年間プライベートで韓国語を勉強してきたんですけど、その勉強した期間がなければ今回の役もなかったかもしれないなって思います。これも、何かの縁ですよね。  結局、自分が動かないと何も起こらないんだということを強く感じます。いろんな可能性を信じて、とりあえず動くことが大切だなって。だから、人生にムダなことなんてひとつもないと思います。悲しいことも悔しいことも、全部大事な経験。縁や経験を大切にして、これからもがんばっていきたいです」  しっかりと言葉を選びながら、明るくハキハキと新たに得た人生観について話す福田。その姿自体が、彼女がさまざまな経験を経てすっかり25歳の“大人の女性”になったことを物語っていた。 <取材・文/宇佐美連三 撮影/長谷英史> ■作品情報 「シークレット・メッセージ」(dTVより配信) 毎週月、水、金曜更新 全10話 特集ページ:http://video.dmkt-sp.jp/ft/s0005005
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