程よい場末感…「繁華街スナック」の知られざる魅力
―[スナックの歩き方]―
特別企画「スナックの歩き方」の連載4回目になる今回は、”近場で癒す! 繁華街スナックの知られざる魅力”ということで、7年続けたSPA!連載「俺の夜」の精鋭記者を卒業するテキサスが、“嫁の浮気→離婚”という心の傷を癒した行きつけのスナックを紹介する。
◆程よい場末感が◎な繁華街スナックの魅力
5年前、当時結婚していた嫁の浮気が発覚。放心状態でたどり着いた福島県郡山市のスナックで、やけくそに長渕剛ばかり3曲連続で熱唱していると、隣の席のオジサンが「何か辛いことでもあったのかい? なら、存分に歌えばいいさ」とそっと1万円を手渡してくれた。以来、人情味あふれるスナックの魅力に取りつかれた、バツイチのテキサスです。
スナック=場末感が漂う場所というイメージが強いが、正直30代半ばのテキサスはそこまで落ち着いていない。席に着く女のコも40~50代よりは、20~30代のほうがいい。また普段、六本木や新宿、渋谷で飲んでいるテキサスにとって、郊外スナックも億劫だった。そこで目をつけたのが恵比寿にあるスナックである。
実は都心の主要繁華街にもキャバクラやガールズバーに埋もれ、スナックが存在する。恵比寿にもスナックやラウンジ、ショットバーなど二十数店舗が入るテナントビルがあり、恵比寿に集いそうな女子が働いている。その一つがテキサス行きつけの繁華街スナック「Soe」というわけだ。
料金形態は延長料金(60分1000円)をとるため、ラウンジなのだが、雰囲気はスナックそのもの。料金も安くついつい長居してしまう。また、在籍している女のコは千晶ママ(34歳)を中心に20代の女のコと若く、その多くは東京に憧れて地方から出てきた上京娘ばかりだ。
「キャバクラやガールズバーで働いたことはないけど、恵比寿で働いてみたかったんですよね」(同店在籍のれんかちゃん・24歳)
キャバクラのような営業トークは一切できない。だが、「ゴルフ一緒に行こうよ」「今度、恵比寿でランチしようよ」とユル~い誘いはしばしば。もちろん、面倒くさいので断るが、その付き合えそうな雰囲気が心地いいのは確かだ。繁華街スナックにはこうした女のコが多数集まってくるのである。
そして、スナックの定番であるカラオケだが、同店では混雑時のカラオケはNG。正直、見ず知らずの他人の歌はあまり聴きたくないもの。ましてや、マイクを離さずカラオケボックス化してしまうマナー違反な客はウザい。もちろん気分がノってきたら、千晶ママに相談しつつ歌うこともできるが、本当に歌いたくなったら、同ビル内にあるカラオケバーにすぐ行けるのも繁華街ならではと言える。
とにかく、繁華街スナック攻略のカギは、手当たり次第に店に入り、“ここだ!”と決めたお店に通い続けることだ。そうすれば、恵比寿レベルの上京娘と仲良くなれるし、遊び慣れたカッコいい、バカな常連客とも酒を酌み交わせる。同ビル内のほかのお店を紹介してくれたりと、夜遊びにも深みが出てくるものだ。
5年間、同店に足を運んだ結果、男の勲章と呼ぶべきボトルタグは50個を数えた。
正直、これだけのボトルを入れても成果は少ない。「今日も不毛な時間だったな」と消化不良で終わる日のほうが多いだろう。
だが、ちょっと飲みたいとき、人生に疲れたとき、フラッと立ち寄れる憩いの場が近くにあるというのはいいものだ。繁華街スナックは、いや夜遊びは人生を癒す。俺の夜を通し、つくづくそう感じたテキサスでした。
⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=978401
【魅力1】遊び慣れた常連客と仲良くなれる




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