【ユニクロの裏技的な使い方】男性でも着られるレディース品、返品サービスは神対応etc.
―[メンズファッションバイヤーMB]―
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第52回目をよろしくお願いします。
今回はユニクロの裏技的な使い方をご紹介。あまり知られていないユニクロのサービスや得する情報、賢いモノ選びなどをまとめました。
▼その①「男性でも着られるレディース品がたくさんある!」
「アスリージャー」などと呼ばれ、今スウェットパンツを街着として履くのがちょっとしたトレンドです。それも家ではくような「寝巻き用のスウェットパンツ」ではなく、あくまでスッキリと細身のシルエットが人気。ドレスライクなニットやジャケットに細身のキレイなスウェットパンツで「ちょっとしたハズし」が今ふうなのです。
しかし、残念ながらユニクロのメンズでスウェットパンツを探すと、「部屋着」や「寝巻き」用に買う人も多いためサイズがゆったりとしがちです。ブランド品のような細身のスウェットパンツはありません。ユニクロなどのファストファッションは多くの人に対応できる洋服をつくるのが基本。そのため一般のブランド品などよりもサイズスパンがやや広めなものが多いのです。これは量販ブランドの宿命であり、例えばタイトなデニムであってもストレッチ性を強めて、足が太めの人やガッシリ体型の人にも対応できるようにつくられています(それが野暮ったさの原因にもなり、ユニクロの商品は選ぶ際にはコツが必要なのですが、それはまた別の話)。
これはもちろんメンズでもレディースでも同じです。ということは、レディースの服であっても、サイズスパンが広く、男性でも着ることができる服があるのでは……? そうなんです。例えばこちらの商品。
●WOMEN ボアスウェットパンツ 2490円+税
女の子の足に合わせてつくっているためかなり細くキュッとキレイな形をしています。商品だけ見ると「こんなの入るかな……」と不安になるかもしれませんが、ぜひ試着してみてください。このスウェットパンツ、あらゆる体型に対応できるように柔らかく伸びやすい素材を使っていて、男性の足でも十分はくことができます。お手軽に今ふうのキレイな細身シルエットが出せるんです。
ちなみに私は身長175cmで体重64kg、普段メンズだとMサイズを着ていますが、このスウェットパンツはレディースのMサイズでちょうどぴったり。ブランド品の細身スウェットパンツのような形に見えるので、本当にオススメ。
男性がレディースを着るにあたり、もちろんデザイン的にNGだったり、ピッタリしすぎる服もありますが、いろいろ試着して探すとこのスウェットパンツのような「男性対応可能」な逸品を見つけることができます。あらゆる体型に合うようつくっている量販ブランドならではの裏技といえるでしょう。
▼その②「ユニクロの返品サービスは神がかっている!」
これ知らない人がほとんどだと思いますが、ユニクロの返品対応はかなりすごいです。HPでもあまり積極的にお知らせしていませんが、レシートがあれば店舗はなんと購入から3か月以内、オンラインであれば商品受け取りから2週間以内に返品すればOK。それも「イメージが違った」などの自己都合でも受けてくれます。
買ってはみたものの、「サイズがいまいちだった」「色で失敗した」といった理由で返品を迷っていると面倒でついつい「まあ安いからいいか……」と諦めてしまいがちですが、漬物じゃないんだから着ない洋服を持っていてもしょうがない。せっかくの返品サービスを使わない手はありません。
これまた驚くべきことにパンツの丈直しなど補正を失敗した商品でも返品、交換が可能です。「思ったより短くしてしまった……」など、丈直しで失敗ってありますよね。そんなときも迷わずに返品、交換できます。補正にかかった料金は戻ってきませんが、商品代金が返ってくるならそれで十分な気がしますしね。ガンガン活用しましょう。
▼その③「週末値引きを寝て待て!」
基本的にユニクロは金曜日から値引きを開始、日曜まで週末限定価格をほぼ毎週実施しています。毎週値引きするとなれば平日に定価で買うのがバカバカしくなります。数十円の値引きならさほど影響ありませんが、週末値引きは「2990円が1990円」なんて1000円単位の値引きも珍しくありません。この時期とくに冬物やヒートテックなどユニクロとはいえなかなかの値段なので、週末の値引きを待って賢く揃えるのが吉でしょう。
また「欲しいな」と思う商品があっても週末値引きの対象になるまで少し待つのも手です。ユニクロは超大量に商品を製作するので、大型店舗限定などの特殊な商品でなければ、ほとんど在庫が欠けることがありません。「至急欲しい!」というものでなければ週末値引きにかかるまでじっと待つのがいいでしょう。
ちなみに商品名の末尾に「+」か「+E」と書いてあるものは大型店舗限定・超大型店舗限定商品です。これらは早い時期に在庫が欠ける可能性があるので、値引きを待たずに手に入れたほうがいいです。
以上、散財しがちな冬ーズンには技を駆使して賢く買い物したいものですね。ぜひご参考ください! 〈文/MB〉ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)『MBの偏愛ブランド図鑑』 今着るべきブランド60の歴史や特色を、自身が愛用する品とともに徹底紹介 |
『最速でおしゃれに見せる方法 <実践編>』 ユニクロやGUでもおしゃれな人は何が違うのか? |
『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』 自信は服で簡単につくることができる! |
『最速でおしゃれに見せる方法 【電子限定特典付き】 』 誰も言葉にできなかった「男のおしゃれ」の決定版。電子版特典として、MBのコーディネート・80スタイルを追加収録! |
『最速でおしゃれに見せる方法』 誰も言葉にできなかった「男のおしゃれ」の決定版 |
この連載の前回記事
この記者は、他にもこんな記事を書いています
ハッシュタグ