2015年坊主ブームを締めくくる「美坊主コンテスト」優勝は海老蔵似のイケメン!?
近年メディアで取り上げられることも増えた寺や僧侶。イケメン僧侶との恋愛漫画『5時から9時まで』も山下智久主演で実写化され、「格好いいお坊さん」に注目が集まっている。
そんな坊主ブームの一年を締めくくるように、12月9日、葬儀・埋葬・供養の専門展「エンディング産業展」で「美坊主コンテスト」が開催された。その様子を報告しよう。
「美坊主コンテスト」には宗派が異なるだけではなく、現役看護師やDJの僧侶も参加。個性豊かな8名がエントリーした。
「美坊主」を謳うも、審査基準は外見の美しさだけではない。ふるまい、所作、お説法(3分)と自由アピール(2分)など「こころの美しさ」も含まれるのが特徴的だ。
お説法は型にはまったものではなく、「僧侶は亡くなってから故人にお会いするが、臨終間際のお世話が出来ればと、私は看護師としても働いている」「自分の子供はキリスト教系の幼稚園に通っており複雑な気持ちではあるが、宗教にこだわらず『手を合わせる気持ち』を育んで欲しい」など特色のある内容となった。コンテスト中、僧侶と共に来場者が手を合わせ、合唱する場面も見られた。
ひとえに「僧侶」といっても、宗派が違えばそれぞれ読経の仕方や説法の内容に違いがある。審査員からは「一度に複数の宗派の説法を聞けることはまずない。貴重な機会だ」との言葉も。
優勝は真言宗智山派地蔵寺の滝吉照誉氏。「北の海老蔵」と言われるほどのイケメンで、コミュニティースペースカフェ「寺カフェはなれ」の運営や講演活動を行っている。厳かに唱えられる詠歌が優勝の決め手になったようだ。
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主催の株式会社おぼうさんどっとこむ・林数馬氏は「批判は覚悟しているが、仏教を身近に感じて欲しいと思った。また開催したい」とコンテストを締めくくった。
コンテストの来場者は「神聖で遠い存在だったお坊さんに親近感をもつことが出来た。参加してよかった」と話し、僧侶との写真撮影を楽しんでいた。 <取材・文/日刊SPA!取材班>
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