第3次「なめ猫」ブーム到来。昭和から形を変えて支持を集め続けるワケ
数年周期で訪れる「昭和リバイバル」ブーム。では一体、なぜ今支持されているのか? 支持している層に違いはあるのか? 昭和のそれとリバイバルとでは何が変わったのか、掘り下げていきたい。
今年は「なめ猫」誕生35周年のメモリアルイヤーでもある。これを記念してCDや写真集などが登場、特にLINEスタンプは「めっちゃかわいい。即購入して送りまくった」など中高生から注目を集めており、第3次なめ猫ブームが到来した。
「猫というコンテンツは、いつの時代も力を持っているんです」と語るのは、「なめ猫」の生みの親、津田覚氏。
津田氏は昔、輸入ポスターの販売をしており、その中でも人気だったのが猫とスーパーカーだったそう。そこで猫に目をつけ、当時隆盛だったヤンキー文化と融合させ、’80年に「なめ猫」グッズを販売、社会現象に。しかしキャラモノはある程度で頭打ちになると考え、一度は2年半ですべてのオファーを断った。
「その後、’06年にコカ・コーラ社からノベルティ化のお話があり、お引き受けしたんです」
これがきっかけで第2次ブームが起き、約50社から200アイテムが登場したという。グッズのほかLINEスタンプという新しい形態に様変わりしたものもあるが、3世代にわたって支持されているのである。
●なめ猫公式サイト http://www.nameneko.com
(C)SATORU TSUDA
― [昭和回帰ブーム]の意外な理由 ―
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