更新日:2022年08月08日 03:12
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話題の「原価BAR」社長が明かすアルコールの適正価格とカラクリ

横山信夫氏

横山信夫氏

 アルコール類の原価率はビールが最も高く30%ほどで、サワーやチューハイであれば10%、ソフトドリンクに至っては数%というのが一般的だ。そのような慣習にとらわれず、アルコール類をすべて原価で提供しているのが、ここ最近増えている「原価BAR」だ。「入場料で、通常は原価に上乗せされる利益を確保している」という同店オーナーの横山信夫氏に原価の裏側について聞いた。 「ウチの店は酒の種類と質が売りですのでやりませんが、ウーロンハイならロックでは飲めない安い焼酎を業務用のウーロン茶で割れば原価は20円程度。ハイボールも角などからランクを下げて、安価なペットボトル入りの炭酸を使いまわせば、50円程度で提供することも可能です」  やはりアルコール類で狙い目なのはビールだろう。 ビール「原価率が高い以外にも生であれば特に賞味期限が短く、サーバーの小まめなメンテナンスも必要になるなど、コストがかかっているので、コスパを考えれば一番でしょう」
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ではシャンパンや高級ワインは?
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