WiMAXを自宅のネット回線として使えるルーター
【URoad-Home シンセイコーポレーション】
UQコミュニケーションズからWiMAXのホームルーター「URoad-Home(ユーロード・ホーム)」が発売された。製造はシンセイコーポレーションで、UQ WiMAXのホームページで直販している。据え置き型のWiMAXルーターで、最大12台までのデジタルデバイスを接続できる。サイズはW126×D70×H152mm、重量は210g。価格は契約するUQ WiMAXのプランによって異なり、2800~1万5900円となる ◆一般的な用途なら不満なく利用できる WiMAXの基地局は現在、約1万7000局と大幅に増強され、対応エリアがどんどん広がっている。都市部では建物の陰や中でも通信でき、地下鉄の駅にも設置が進んでいる。’12年には、浅草線や新宿線、大江戸線などで動いている電車の中でも通信できるようになるのだ。 このWiMAXは、ドコモの高速通信サービス「Xi(クロッシィ)」のように通信量の制限がなく、しかも定額で使い放題。そして「URoad-Home」があれば、自宅のネット回線としても利用できる。 「URoad-Home」は据え置き型のWiMAXルーターで、有線LAN端子も搭載。電源を入れれば即、インターネットにつながるので便利だ。本体はコンパクトかつシンプルなので、どこに置いても邪魔にならない。壁掛けにも対応しており、電波状態の良い窓際の高い位置に設置することも可能だ。 理論上の通信速度は下り最大40Mbps。五反田の事務所で計測したところ、実効速度は8Mbpsだった。動画投稿サイトの視聴も快適。上りの速度も2~4.5Mbpsとそこそこなので、DropboxやEvernoteの同期も問題なしだ。GB単位の大容量データを扱うのはキツいが、一般的な用途なら不満なく利用できる。 有線LANで2台、無線LANで10台の合計12台のデジタルデバイスを同時接続可能。家族分のPCやゲーム機、テレビ、スマホなどをつないでも余裕があるだろう。 端末価格は、WiMAXの料金プランによって異なる。1年縛りの定額プランなら月額3880円、端末代は2800円で済む。WiMAXを使い続けるなら一番お得だ。 筆者はFTTHを引いているが、仕事で使っているので万が一、不通になったら被害甚大。バックアップ回線として「URoad-Home」を検討しようと思っている。■ITライター柳谷智宣の物欲刺激度 2.5/3
■ 編集担当Kの物欲刺激度 2/3
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